NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成27年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問2
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア2.4 GHz帯を使用する無線通信方式であり,一つのマスタと最大七つのスレーブから成るスター型ネットワークを構成する。
- イ5.8 GHz帯を使用する近距離の無線通信方式であり,有料道路の料金所のETCなどで利用されている。
- ウ下位層にIEEE 802.15.4を使用する低消費電力の無線通信方式であり,センサネットワークやスマートメータなどへの応用が進められている。
- エ広い周波数帯にデータを拡散することによって高速な伝送を行う無線通信方式であり,近距離での映像や音楽配信に利用されている。
解き方のヒントを見る
ネットワーク用語を整理する視点
ネットワーク分野の用語を比べるときは、名称の印象だけで判断せず、対象・目的・利用される場面など、同じ観点で各説明を読み取って整理することが重要です。関連する語との境界にも注目します。
この問題で問われていること
今回は、各用語の説明が示している対象と目的の対応関係に注目してください。説明の中心語を拾い、どの場面の概念を述べているかを整理して、表面的な語句の一致と区別しましょう。
視点
用語の比較では、説明を対象、目的、適用場面、関係する構成要素という枠で読み、同じ枠組みで整理すると、定義の中心と周辺的な特徴を分けて考えられます。
確認ポイント
- 説明が主に指している対象は何かを確認する
- その用語が扱う目的や役割を整理する
- 説明の中心的な特徴と補足的な特徴を区別する
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
ZigBeeは、IEEE 802.15.4を下位層に用いる低消費電力の無線通信方式で、センサネットワークやスマートメータなどへの応用が進められている。
理由
ZigBeeは、下位層にIEEE 802.15.4を使用する低消費電力の無線通信方式です。センサネットワークやスマートメータのように、多数の機器を接続し、電池駆動などの制約がある用途に適している。
比較
アは一つのマスタと最大七つのスレーブによる構成が特徴で、ZigBeeの説明ではありません。イは5.8GHz帯を利用するETCの説明であり、エは広帯域へデータを拡散して高速伝送する方式の説明です。
選択肢ア
これは不正解だよ。2.4GHz帯を使用する点だけではZigBeeの特徴を十分に表していない。この選択肢が述べる一つのマスタと最大七つのスレーブによるスター型ネットワークは、ZigBeeの下位層、低消費電力、センサ応用という説明と一致しない。
選択肢イ
これは不正解だよ。5.8GHz帯を使用し、有料道路の料金所のETCなどで利用されるという説明は、ZigBeeの特徴ではない。ZigBeeは低消費電力でセンサネットワークやスマートメータに利用される方式として説明される。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。ZigBeeは、下位層にIEEE 802.15.4を使用する低消費電力の無線通信方式である。電池駆動の機器を含むセンサネットワークや、計測機器であるスマートメータなどへの応用が進められている。
選択肢エ
これは不正解だよ。広い周波数帯にデータを拡散して高速伝送を行い、近距離の映像や音楽配信に利用するという説明は、ZigBeeの特徴ではない。ZigBeeは高速映像配信よりも、低消費電力のセンサ系用途に適する。
学習のポイント
無線通信規格は周波数だけでなく、下位層、消費電力、用途を関連付けて覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問2(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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