NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成27年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問1
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アCNAMEレコードは,他のDNSサーバのキャッシュ領域に情報を残す許可時間や,ゾーン情報の更新をチェックする間隔などを指定するレコードである。
- イMXレコードは,電子メールの送り先となるサーバのIPアドレスを指定するレコードである。
- ウNSレコードは,そのゾーン自身や下位ドメインに関するDNSサーバのホスト名を指定するレコードである。
- エPTRレコードは,名前に対応するIPアドレスを指定するレコードである。
解き方のヒントを見る
用語説明を比較する視点整理
ネットワーク用語の択一問題では、各選択肢の説明を単語の印象だけで判断せず、対象・役割・前提条件・適用範囲が用語の定義と整合しているかを同じ基準で丁寧に確認します。
この問題で問われていること
今回の確認点は、用語が示す対象と、その説明が担う役割の対応関係です。通信のどの部分を扱う概念か、何を実現・管理するものかを整理し、説明の範囲が過不足なく対応するかを見比べます。
視点
用語を見たら、まず対象となる機能や構成要素を切り分け、説明に含まれる目的・位置付け・利用場面を同じ粒度で整理します。似た用語との差は、役割の違いとして比較します。
確認ポイント
- 説明の主語が、用語の対象と一致しているか確認する
- 示されている役割と目的を、同じ基準で整理して比較する
- 前提条件や適用範囲が広すぎたり狭すぎたりしないか確認する
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
DNSの資源レコードは、別名、メール配送先、DNSサーバ、逆引き情報など、用途ごとに指定する内容が異なる。各レコードの役割を対応付けると判断できる。
理由
NSレコードは、対象ゾーン自身やその下位ドメインを管理するDNSサーバのホスト名を指定する。したがって、ゾーンのDNSサーバを示す説明と一致する。
比較
CNAMEは別名、MXはメール配送先のホスト名、PTRはIPアドレスから名前を調べる逆引きに用いる。キャッシュ保持時間などはTTLなどの管理情報に関係する。
選択肢ア
これは不正解だよ。CNAMEレコードは、あるドメイン名に対する別名を指定するレコードである。キャッシュに情報を保持する時間はTTLに関係し、ゾーン情報の更新確認間隔などをCNAMEが指定するわけではないため、この説明は誤りである。
選択肢イ
これは不正解だよ。MXレコードは、電子メールを配送するメールサーバを指定するが、記述のように送り先サーバのIPアドレスを直接指定するレコードではない。メールサーバの名前からIPアドレスを解決する処理は、別のアドレスレコードによって行われる。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。NSレコードは、指定したゾーン自身や下位ドメインに関するDNSサービスを提供するサーバのホスト名を示す。DNSの名前解決で、どのネームサーバがそのゾーンを管理するかを指定する役割に一致している。
選択肢エ
これは不正解だよ。PTRレコードは、IPアドレスに対応するドメイン名やホスト名を指定する逆引き用のレコードである。記述のように名前に対応するIPアドレスを指定するのは、正引きで用いるアドレスレコードの役割であり、PTRとは逆方向である。
学習のポイント
CNAME、MX、NS、PTRの指定対象と用途を比較して覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問1(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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