NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成26年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問23
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア10
- イ44
- ウ46
- エ50
解き方のヒントを見る
通信条件を分解して見る視点
通信所要時間を考えるときは、データの量、回線が運べる規模、通信に伴う追加条件を分けて整理し、各条件が全体の見積もりにどう関係するかを確認しましょう。単位のそろい方にも注意します。
この問題で問われていること
この問題では、数値をすぐ計算する前に、送受信する情報量と回線条件がそれぞれ何を表し、時間の見積もりにどの順番で関わるかを一つの観点として整理してみましょう。特に単位の対応を意識します。
視点
通信時間を整理する際は、まず扱う量の種類と単位を確認し、情報量と回線側の条件を別々の要素として捉えます。そのうえで、問題に含まれる追加条件が見積もりへ影響するかを検討し、途中で単位や前提が混ざっていないかを点検します。
確認ポイント
- 情報量と回線条件の単位が対応しているか確認する
- 通信に関係する条件を役割ごとに分けて整理する
- 追加条件が時間の見積もりに関係するか確認する
正解と解説を見る
正解
エ
解説
端末からの送信、ホストでの処理、ホストからの返信という三つの時間を合計する。実効速度は1×10⁶ビット/秒の80%なので、800、000ビット/秒です。送信400バイトは3、200ビットで4ミリ秒、返信600バイトは4、800ビットで6ミリ秒となる。これに処理時間40ミリ秒を加えると、合計は4+40+6=50ミリ秒です。
理由
実効速度は1×10⁶ビット/秒×80%=800、000ビット/秒です。送信時間は400バイト×8ビット÷800、000ビット/秒=0.004秒=4ミリ秒、返信時間は600バイト×8ビット÷800、000ビット/秒=0.006秒=6ミリ秒となる。
比較
端末の送信開始から受信完了までは、送信4ミリ秒、ホスト処理40ミリ秒、返信6ミリ秒を合計する。したがって、4ミリ秒+40ミリ秒+6ミリ秒=50ミリ秒となり、エと一致する。
選択肢ア
これは不正解だよ。公式条件から得られる送信4ミリ秒、ホスト処理40ミリ秒、返信6ミリ秒の合計は50ミリ秒である。10ミリ秒では、必要な三つの時間を合計した結果と40ミリ秒異なり、送受信完了までの時間を表さない。
選択肢イ
これは不正解だよ。実効速度800,000ビット/秒で計算すると、送信は4ミリ秒、返信は6ミリ秒、処理は40ミリ秒である。44ミリ秒は公式条件による合計50ミリ秒と6ミリ秒異なり、受信側の伝送時間まで含む値になっていない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。400バイトの送信に4ミリ秒、600バイトの返信に6ミリ秒、ホスト処理に40ミリ秒を要するため、合計は50ミリ秒である。46ミリ秒はこの合計より4ミリ秒少なく、公式条件を全て反映した値ではない。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。伝送効率80%を反映した実効速度は800,000ビット/秒で、400バイトの送信は4ミリ秒、600バイトの返信は6ミリ秒である。ホスト処理40ミリ秒を加えると、4+40+6=50ミリ秒になる。
学習のポイント
伝送効率を実効速度に反映し、往復伝送とホスト処理を分けて合計する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成26年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問23(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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