NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成25年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問17
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アISP“A”管理下の固定IPアドレスから送信しようとしたが,受信者の承諾を得ていない広告の電子メール
- イISP“A”管理下の固定IPアドレスから送信しようとしたが,送信元IPアドレスがDNSで逆引きできなかった電子メール
- ウISP“A”管理下の動的IPアドレスからISP“A”のメールサーバを経由して送信される電子メール
- エISP“A”管理下の動的IPアドレスからISP“A”のメールサーバを経由せずに送信される電子メール
解き方のヒントを見る
用語の意味を比較する視点
各用語が示す対象、成立する条件、使われる場面を同じ基準で整理し、説明文との対応を慎重に見比べ、定義と前提の違いを切り分けるための手掛かりです。学習時の確認手順として活用してください。
この問題で問われていること
選択肢の説明を読むとき、用語の定義そのものと、適用される場面や前提条件が混同されていないかという一点に注目し、説明の各部分が同じ対象を指しているかを確認してください。
視点
ネットワーク分野の用語は、対象・役割・利用場面・前提条件を分けて捉えると、説明のどの部分を確認すべきか整理しやすくなります。
確認ポイント
- 用語が指す対象や役割を確認する
- 説明に含まれる前提条件を確認する
- 利用場面との対応関係を確認する
正解と解説を見る
正解
エ
解説
OP25Bは、迷惑メール送信に悪用されやすい動的IPアドレスから、ISPのメールサーバを経由せず外部へ直接送信されるSMTP通信を遮断する対策です。したがって、該当するのはエです。
理由
SMTP-AUTHを利用していない場合、ISP“A”管理下の動的IPアドレスから、ISP“A”のメールサーバを経由せずISP“B”側の宛先へ直接送信する通信は、OP25Bによる遮断対象になります。
比較
固定IPアドレスからの送信や、ISPのメールサーバを経由する送信は、設問の遮断条件である動的IPアドレスからの直接送信には該当しません。広告の無承諾やDNS逆引きの可否も、この設問の判定条件ではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。受信者の承諾を得ていない広告メールであることは、迷惑メールの性質に関する説明です。しかし、選択肢はISP“A”管理下の固定IPアドレスからの送信としており、OP25Bが対象とする動的IPアドレスからの直接送信という条件を満たしていません。
選択肢イ
これは不正解だよ。送信元IPアドレスをDNSで逆引きできないことは、別の確認要素になり得ますが、OP25Bの遮断条件そのものではありません。この選択肢は固定IPアドレスからの送信であり、動的IPアドレスからの直接送信には該当しません。
選択肢ウ
これは不正解だよ。動的IPアドレスを使っていても、ISP“A”のメールサーバを経由して送信する場合は、送信端末が外部の宛先へSMTP通信を直接行っていません。したがって、OP25Bが遮断する直接送信の条件とは異なります。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。ISP“A”管理下の動的IPアドレスから、ISP“A”のメールサーバを経由せずに別のISP“B”の宛先へSMTP送信しているため、OP25Bの遮断対象となる条件に一致します。SMTP-AUTHも利用していないため、正規の認証済み送信として扱われません。
学習のポイント
OP25Bの対象は、送信元IPアドレスの性質とメールサーバの経由有無で判断します。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問17(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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