NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ

平成25年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問16

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

“情報太郎”はMIMEで“=?ISO-2022-JP?B?GyRCPnBKc0JATzobKEI=?=”と表される。情報太郎のメールアドレスをtaro@example.jpとするとき,メールアドレスと表示名(情報太郎)を指定する,メールヘッダのFromフィールドとして適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    From: <=?ISO-2022-JP?B?GyRCPnBKc0JATzobKEI=?=> taro@example.jp
  2. イ
    From: <taro@example.jp> =?ISO-2022-JP?B?GyRCPnBKc0JATzobKEI=?=
  3. ウ
    From: =?ISO-2022-JP?B?GyRCPnBKc0JATzobKEI=?= <taro@example.jp>
  4. エ
    From: taro@example.jp <=?ISO-2022-JP?B?GyRCPnBKc0JATzobKEI=?=>
解き方のヒントを見る

ネットワーク用語を整理する視点

ネットワーク分野の用語を比較するときは、名称の印象だけで判断せず、対象となる機能や役割、使われる場面、前提となる仕組みの違いを切り分けて整理しましょう。

この問題で問われていること

各選択肢が説明している対象の役割に注目し、誰が何を管理し、どの範囲で働く概念なのかを同じ基準で比較して、用語の対応関係と説明の整合性を確認しましょう。

視点

用語を読むときは、目的・対象・動作する範囲・関係する構成要素を分けて捉えると、似た表現の違いを整理しやすくなります。定義と利用場面が一致しているかを確かめ、名称の一部だけから判断しないことが大切です。

確認ポイント

  • 各用語が示す役割と対象は何か
  • 説明の主語と作用する範囲は対応しているか
  • 定義と利用場面に食い違いはないか
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

Fromフィールドで表示名付きのメールアドレスを指定する場合、MIMEで符号化した表示名を先に置き、その後ろに山括弧で囲んだメールアドレスを続けます。したがって、符号化文字列とアドレスの位置・区切り方が正しいウが適切です。

理由

メールヘッダの表示名は、ISO-2022-JPをBase64で符号化したencoded-wordとして記述できます。表示名付きアドレスは「表示名 <メールアドレス>」の形にし、アドレスは山括弧で囲みます。

比較

提示されたMIME文字列は表示名「情報太郎」を表すため、これを表示名の位置に置き、taro@example.jpを後ろの山括弧内に記述します。この構造に一致するのがウです。

選択肢ア

これは不正解だよ。MIMEで符号化された表示名を山括弧の内側に置いており、メールアドレスとして扱う部分と表示名の位置が逆になっています。また、実際のアドレスtaro@example.jpが山括弧で囲まれていないため、表示名付きアドレスのFrom構文になっていません。

選択肢イ

これは不正解だよ。taro@example.jpを山括弧で囲む点は適切ですが、その後ろにMIMEで符号化した表示名を置いています。表示名付きメールアドレスでは表示名をアドレスの前に記述するため、要素の順序が正しくありません。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。MIMEで符号化された「情報太郎」を表示名として先に置き、その後ろにメールアドレスtaro@example.jpを山括弧で囲んで記述しています。表示名付きメールアドレスのFromフィールドとして、構文と各要素の役割が正しく対応しています。

選択肢エ

これは不正解だよ。メールアドレスを先に置いた後、MIMEで符号化した表示名を山括弧の内側に続けています。表示名はアドレスの前に置く必要があり、山括弧で囲む対象もメールアドレスだけなので、順序と区切り方が誤っています。

学習のポイント

MIME encoded-wordと表示名付きメールアドレスのFrom構文を学ぶ問題です。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問16(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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