NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成25年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問13
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- ア要求元→要求先:SYN/要求先→要求元:SYN+ACK/要求元→要求先:ACK
- イ要求元→要求先:SYN/要求先→要求元:ACK,SYN/要求元→要求先:ACK,SYN/要求先→要求元:ACK
- ウ要求元→要求先:SYN,SYN,SYN/要求先→要求元:ACK
- エ要求元→要求先:SYN/要求先→要求元:ACK/要求元→要求先:SYN/要求先→要求元:ACK/要求元→要求先:SYN/要求先→要求元:ACK
解き方のヒントを見る
接続確立図を読む一つの視点
図を見比べるときは、通信の開始から相手とのやり取りが成立するまでを一続きの流れとして捉え、各段階の役割と順序、次の段階へ進むきっかけ、全体のつながりに注目します。
この問題で問われていること
確認する観点を、送信側と受信側の間で状態がどのように移り、次のやり取りへ進む条件が図の中で一貫しているか、また途中に矛盾や飛躍がないかという一点に絞って読み取ります。
視点
接続確立の図は、個々の記号を暗記するより、誰が開始し、相手がどう応答し、その後に通信可能な状態へ移るという流れを追って整理します。
確認ポイント
- 開始する側と応答する側の役割が、図の全体で一貫しているか確認する。
- 各メッセージの前後関係を追い、状態の変化が途中で不自然になっていないか確認する。
- 接続成立に至る区切りがどこに置かれ、以後の通信との境目が明確か確認する。
正解と解説を見る
正解
ア
解説
TCPの3ウェイハンドシェイクは、SYN、SYN+ACK、ACKの3本の通信で接続を確立する方式です。図ではこの順序と方向が一致するものを選ぶ。
理由
3ウェイハンドシェイクでは、要求元がSYNを送り、要求先がSYNとACKを組み合わせて返し、最後に要求元がACKを返す。合計3本の通信で、双方が接続に必要な情報を確認する。
比較
図を上から確認すると、アだけがSYN、SYN+ACK、ACKの順序と矢印の方向を満たす。他の図はACKとSYNの組合せ、同じ制御情報の反復、または通信回数が3本でない点が異なる。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。要求元から要求先へSYNを送り、要求先から要求元へSYN+ACKを返し、最後に要求元から要求先へACKを送っている。通信は3本で、TCPの3ウェイハンドシェイクにおける制御情報の組合せと送信方向が一致している。
選択肢イ
これは不正解だよ。図ではSYNの後にACKとSYNが別々に示され、その後もACKとSYN、最後のACKが続く。公式図のメッセージはSYN、ACK、SYN、ACK、SYN、ACKの計6本であり、3本の交換で接続を確立する手順とは一致しない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。要求元から要求先へSYNが3回続けて送られ、その後に要求先から要求元へACKが送られている。SYN+ACKによる応答もなく、要求元と要求先が所定の順序で3本の制御情報を交換する形になっていない。
選択肢エ
これは不正解だよ。SYNとACKが交互に描かれているものの、要求元と要求先の間で合計6本のメッセージを交換している。TCPの3ウェイハンドシェイクで必要な3本を超えており、SYN+ACKを一つの応答として扱う手順にもなっていない。
学習のポイント
TCP接続確立におけるSYNとACKの役割および通信方向
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問13(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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