NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成25年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問12
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アARP
- イDHCP
- ウDNS
- エRARP
解き方のヒントを見る
ネットワーク用語を比較する視点
ネットワーク分野の用語問題では、名称の印象だけで決めず、各選択肢が示す対象、役割、利用場面、前提条件を同じ観点で整理し、説明同士の対応関係を落ち着いて比べることが重要です。
この問題で問われていること
今回の確認では、各用語が担う役割に注目し、説明中の主語や働きが、その用語の役割として自然に対応しているかを一つずつ照合してください。
視点
用語を見たら、まず何を対象にする概念か、どのような役割を担うものかを分けて整理します。そのうえで、説明の主語と働きが対応しているかを確認し、似た語の印象だけで判断しないようにします。
確認ポイント
- 説明の主語が、対象となる概念と対応しているか
- 記述された働きが、その用語の役割として整理できるか
- 似た役割の用語と混同しない比較軸を保てているか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
RARPは、IPアドレスを保持していない装置が、自装置のMACアドレスを手掛かりにしてIPアドレスを問い合わせるためのプロトコルです。ブロードキャストを利用して同一ネットワーク上のサーバに要求を届ける。
理由
正答はエのRARPです。RARPは、電源投入時に自装置のMACアドレスを使い、対応するIPアドレスをサーバへ問い合わせるプロトコルです。要求をブロードキャストし、応答によってIPアドレスを得る。
比較
ARPはIPアドレスからMACアドレスを求めるためのプロトコルで、RARPとは対応関係の向きが逆です。DHCPはIPアドレスなどの設定を動的に配布し、DNSはホスト名とIPアドレスの対応を扱う名前解決の仕組みです。
選択肢ア
これは不正解だよ。ARPは、通信相手のIPアドレスを手掛かりにして、その相手のMACアドレスを調べるプロトコルである。設問のように、自装置のMACアドレスから自装置に割り当てられたIPアドレスを知る用途とは、情報を求める向きが異なる。
選択肢イ
これは不正解だよ。DHCPは、クライアントへIPアドレス、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイなどのネットワーク設定を動的に配布するプロトコルである。設問の中心であるMACアドレスを基にIPアドレスを問い合わせるデータリンク層のプロトコルそのものではない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。DNSは、ドメイン名やホスト名とIPアドレスの対応を問い合わせる名前解決の仕組みである。自装置のMACアドレスから割り当て済みのIPアドレスを確認する目的ではなく、設問が示すデータリンク層のブロードキャスト通信にも該当しない。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。RARPは、電源オフ時にIPアドレスを保持できない装置が、起動後に自装置のMACアドレスを使ってIPアドレスを問い合わせるプロトコルである。要求をブロードキャストし、RARPサーバから対応するIPアドレスを受け取る。
学習のポイント
ARP、RARP、DHCP、DNSの目的と通信方向を整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問12(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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