NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ

平成25年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問10

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

クラスDのIPアドレスを使用するのはどの場合か。

選択肢

  1. ア
    端末数が250台程度までの比較的小規模なホストアドレスを割り振る。
  2. イ
    端末数が65、000台程度の中規模なホストアドレスを割り振る。
  3. ウ
    プライベートアドレスを割り振る。
  4. エ
    マルチキャストアドレスを割り振る。
解き方のヒントを見る

ネットワーク用語を比較する視点

ネットワーク分野の用語を比べるときは、名称の印象だけで判断せず、その用語が扱う対象、役割、適用される場面を同じ基準で整理し、説明文との対応を慎重に見比べましょう。

この問題で問われていること

各選択肢の説明について、用語が示す対象と役割の範囲が一貫しているかに丁寧に注目してください。似た言葉でも、対象の層や利用場面の違いを区別して読み取ることが重要です。

視点

用語の比較では、対象・役割・適用場面という軸をそろえて説明を読みます。言い換えに見える表現でも、どの範囲を説明しているかを落ち着いて確認しましょう。

確認ポイント

  • 用語が指す対象の範囲を確認する
  • 説明される役割と対象の対応を確認する
  • 利用される場面の記述が適切か確認する
正解と解説を見る

正解

エ

解説

クラスDのIPアドレスは、特定の一台のホストへ割り当てるためではなく、複数の受信者をまとめて指定するマルチキャスト通信に使用されます。したがって、マルチキャストアドレスを割り振る場合が該当します。

理由

IPv4のクラスDは、個々の端末を識別する通常のホストアドレス用ではなく、参加している複数の受信者へ同じデータを送るマルチキャスト通信で利用される範囲です。

比較

端末数の規模に関する説明は、ホストアドレスの割当てを想定したクラスの特徴です。また、プライベートアドレスは利用範囲を示す別の分類であり、クラスDの用途そのものではありません。

選択肢ア

これは不正解だよ。端末数が250台程度までという説明は、小規模なネットワークでホストアドレスを割り振る場合の規模を示しています。クラスDは端末数の規模でホスト部を選ぶためのクラスではなく、マルチキャスト通信に使われるため、この説明には該当しません。

選択肢イ

これは不正解だよ。端末数が65,000台程度という説明も、多数の端末へホストアドレスを割り振る規模に関するものです。クラスDは中規模ネットワーク用のホストアドレスを表すクラスではなく、複数の受信者を指定する通信に用いられるため不適切です。

選択肢ウ

これは不正解だよ。プライベートアドレスは、組織内などの閉じたネットワークで使用するアドレスを示す分類です。クラスDの用途を表すものではなく、クラスDは通信相手を複数まとめて指定するマルチキャストに使われるため、この選択肢は誤りです。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。クラスDのIPアドレスは、特定の一台のホストへ割り当てる通常のホストアドレスではなく、複数の受信者をまとめて指定するマルチキャストアドレスとして使用されます。したがって、マルチキャストアドレスを割り振る場合が該当します。

学習のポイント

IPv4アドレスのクラス分類と、マルチキャスト用途の対応を理解する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問10(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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