NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成25年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問6
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア経由するルータの台数に従って最短経路を動的に決定する。サブネットマスクの情報を通知できないなどの理由で,大規模なネットワークに適用しにくい。
- イ自律システム間を接続するルーティングプロトコルとして規定され,経路が変化したときだけ,その差分を送信する。
- ウ自律システム内で使用され,距離ベクトルとリンクステートの両アルゴリズムを採用したルーティングプロトコルである。
- エネットワークをエリアと呼ぶ小さな単位に分割し,エリア間をバックボーンで結ぶ形態を採り,伝送路の帯域幅をパラメタとして組み込むことができる。
解き方のヒントを見る
ネットワーク用語の定義を見極める視点
ネットワーク分野の用語を比較するときは、名称の印象だけで判断せず、対象・役割・適用範囲など、説明がどの観点を指しているかに注目して整理しましょう。
この問題で問われていること
各説明について、用語が示す対象と、その役割や使われる場面が一貫しているかを確認し、表面的に似た概念との違いを整理することに集中してください。
視点
用語の意味を、対象・目的・関係する範囲という観点に分けて読み取り、説明全体でそれらが混同されていないかを確認します。
確認ポイント
- 説明が指している対象を確認する
- 用語の役割や目的を整理する
- 似た概念との区別の観点を確認する
正解と解説を見る
正解
イ
解説
BGP-4は、単一のルーティングポリシで管理される自律システム同士を接続するためのプロトコルです。経路が変化した際には、変更された差分を通知します。
理由
BGP-4は自律システム間で利用される経路制御プロトコルです。経路情報に変化があった場合、その変更分を通知するため、不要な全経路情報の再送を避けられます。したがって、イが適切です。
比較
ルータの台数を主な基準にする説明は距離ベクトル型の特徴に近く、エリア分割やバックボーン、帯域幅を利用する説明は主にOSPFなどの内部経路制御の特徴です。BGP-4の用途とは異なります。
選択肢ア
これは不正解だよ。経由するルータの台数だけで最短経路を決める説明は、BGP-4の特徴ではありません。また、BGP-4は経路情報を扱うため、大規模ネットワークに適用しにくいという説明も不適切です。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。BGP-4は、単一のルーティングポリシで管理される自律システム間を接続するためのプロトコルです。経路に変化が生じたときは、その差分を送信する方式で経路情報を更新します。
選択肢ウ
これは不正解だよ。BGP-4は自律システム内で使うプロトコルではなく、自律システム間で経路を交換するプロトコルです。距離ベクトルとリンクステートの両方を採用するという説明もBGP-4の説明ではありません。
選択肢エ
これは不正解だよ。エリアに分割し、エリア間をバックボーンで接続する形態や、伝送路の帯域幅を経路計算に用いる説明は、BGP-4ではなく主にOSPFの特徴です。BGP-4の用途と一致しません。
学習のポイント
外部経路制御と内部経路制御の違い、経路情報の更新方式を整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問6(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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