NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ

平成25年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問7

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

FC(ファイバチャネル)フレームをイーサネットで通信するFCoEの説明のうち,適切なものはどれか。

選択肢

  1. ア
    イーサネットのパケットサイズに合わせて,FCフレームサイズが調整される。
  2. イ
    通信のオーバヘッドを小さくするために,UDPを用いる。
  3. ウ
    通信の信頼性を確保するために,TCPを用いる。
  4. エ
    転送ロスを発生させないための拡張がされたイーサネットで,FCフレームを通信する。
解き方のヒントを見る

ネットワーク用語の役割を見分ける視点

ネットワーク分野の用語を比べるときは、名称の似ている点だけで判断せず、どの対象に関わり、どの場面で使われ、何を説明する言葉なのかという役割の違いに注目して確認します。

この問題で問われていること

各選択肢の説明について、用語が示す対象・利用される場面・他の概念との関係を同じ基準で読み比べ、定義そのものではなく説明の焦点が一致しているかを丁寧に確認します。

視点

用語を整理するときは、対象の範囲、関係する処理や構成要素、登場する場面を分けて捉えると比較しやすくなります。似た語でも、説明が焦点を置く層や役割は異なる場合があります。

確認ポイント

  • 対象としている範囲がどこかを確認する
  • 利用場面や前提条件が説明と合っているかを見る
  • 用語の役割と周辺概念との関係を区別する
正解と解説を見る

正解

エ

解説

FCoEは、ファイバチャネルのフレームをイーサネット上で転送するための技術であり、TCPやUDPによる通信ではなく、転送ロスを抑える拡張イーサネットを利用する。

理由

FCoE(Fibre Channel over Ethernet)は、FCフレームをイーサネットフレームで運ぶ技術です。FCの通信ではフレーム損失を避けることが重要なため、転送ロスを発生させないための拡張が施されたイーサネットを用いる。

比較

FCoEはTCPやUDPにFCフレームを載せる方式ではありません。したがって、TCPによる信頼性確保やUDPによるオーバヘッド削減を説明する選択肢は、FCoEの特徴を示していない。

選択肢ア

これは不正解だよ。FCoEは、イーサネットのパケットサイズに合わせてFCフレームサイズを調整する技術ではない。FCフレームをイーサネット上で転送できるようにする仕組みであり、選択肢はフレームサイズの関係を誤って説明している。

選択肢イ

これは不正解だよ。FCoEは、通信のオーバヘッドを小さくする目的でUDPを用いる技術ではない。FCフレームをイーサネット上で扱う方式であり、UDPを利用することを特徴としていないため、この説明は適切ではない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。FCoEは、通信の信頼性を確保するためにTCPを用いる技術ではない。TCPでFCフレームを転送する方式ではなく、イーサネット側の拡張によって転送ロスを抑える考え方を採用している。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。FCoEは、FCフレームをイーサネットで通信する技術である。FCではフレーム損失を避けることが重要なので、転送ロスを発生させないための拡張がされたイーサネットを利用する。この説明はFCoEの特徴と一致している。

学習のポイント

FCoEとTCP・UDPの役割、およびロスレスイーサネットの考え方を区別して覚える。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問7(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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