NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ

平成25年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問5

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

コンピュータとスイッチングハブ(レイヤ2スイッチ)の間,又は2台のスイッチングハブの間を接続する複数の物理回線を論理的に1本の回線に束ねる技術はどれか。

選択肢

  1. ア
    スパニングツリー
  2. イ
    ブリッジ
  3. ウ
    マルチホーミング
  4. エ
    リンクアグリゲーション
解き方のヒントを見る

用語の役割を整理する視点

ネットワーク分野の用語を比較するときは、名称の印象だけで判断せず、対象・目的・関係する範囲をそろえて読み、説明同士の焦点が一致しているかを確認しましょう。

この問題で問われていること

各選択肢が説明している対象と役割を読み取り、同じ言葉に見えても利用場面や責任範囲が異ならないかという一点に注目して比較してください。

視点

用語の比較では、対象が何か、何を実現するためのものか、どの範囲で関係するかを整理します。説明に含まれる主語と役割をそろえて読むと、概念の違いを落ち着いて確認できます。

確認ポイント

  • 各説明の対象と主語が一致しているか確認する
  • 目的や役割の説明が同じ観点で書かれているか見比べる
  • 適用される範囲や利用場面に違いがないか確認する
正解と解説を見る

正解

エ

解説

複数の物理回線を論理的に1本の回線として扱う技術は、リンクアグリゲーションです。帯域を有効活用しながら、接続の可用性向上にもつながります。

理由

リンクアグリゲーションは、コンピュータとレイヤ2スイッチの間、またはスイッチ間にある複数の物理回線を束ね、論理的に一つのリンクとして扱う技術です。複数回線の帯域を活用できます。

比較

スパニングツリーはネットワークのループを防ぐための経路制御、ブリッジは異なるセグメントを接続する機能、マルチホーミングは複数経路や複数接続を持つ構成を指します。問題の定義とは異なります。

選択肢ア

これは不正解だよ。スパニングツリーは、レイヤ2ネットワークで複数経路によるループが発生することを防ぐため、論理的に使用する経路を制御する技術です。複数の物理回線を論理的に1本へ束ねる技術そのものではありません。

選択肢イ

これは不正解だよ。ブリッジは、異なるネットワークセグメントをレイヤ2で接続し、MACアドレスを基にフレームを中継する機能や装置を指します。複数の物理回線を一つの論理回線として束ねる設問の要件には該当しません。

選択肢ウ

これは不正解だよ。マルチホーミングは、端末やネットワークを複数の経路・回線・接続先に接続する構成を表す用語です。複数の接続を持つ点は関係しますが、それらを論理的に1本へ統合する技術名ではありません。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。リンクアグリゲーションは、コンピュータとスイッチ、またはスイッチ同士の間にある複数の物理回線を束ね、論理的に1本のリンクとして扱う技術です。設問の定義に一致します。

学習のポイント

リンクアグリゲーションと、経路制御・接続形態に関する用語を区別して覚えましょう。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成25年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問5(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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