NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成24年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問19
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア有効期限切れになったディジタル証明書の公開鍵のリスト
- イ有効期限切れになったディジタル証明書のシリアル番号のリスト
- ウ有効期限内に失効したディジタル証明書の公開鍵のリスト
- エ有効期限内に失効したディジタル証明書のシリアル番号のリスト
解き方のヒントを見る
用語の意味と役割を照合する視点
ネットワーク分野の用語を読むときは、単語の印象だけで判断せず、対象・役割・利用場面の関係を整理し、説明がどの観点を中心に述べているかを照らし合わせます。周辺概念との違いにも注意します。
この問題で問われていること
今回は、各説明が示す用語の役割と適用される場面の対応関係に注目してください。定義、目的、関係する対象を同じ基準で整理し、表現の細部より概念の範囲が合っているかを確認します。
視点
用語は、何を対象とし、どのような目的で使われ、どの範囲の仕組みと関係するかに分けて整理すると、説明との対応を確認しやすくなります。
確認ポイント
- 用語が指す対象は何か
- 説明されている役割や目的は何か
- 利用場面や関連範囲が概念と整合しているか
正解と解説を見る
正解
エ
解説
CRLは、認証局が有効期間内に失効させたディジタル証明書を識別するためのリストであり、証明書のシリアル番号を記載する。期限切れの証明書は通常の有効期間終了であり、CRLの対象とは区別される。
理由
CRL(Certificate Revocation List)は、認証局が発行後に失効させたディジタル証明書を一覧化したもの。失効は有効期限を迎える前に行われるため、期限切れとは異なる。また、一覧では証明書を特定するシリアル番号を用いる。
比較
公開鍵は証明書に含まれる情報の一部であり、失効対象を一覧から特定するための管理番号そのものではありません。したがって、CRLでは有効期限切れかどうかではなく、期間内に失効した証明書をシリアル番号で確認する。
選択肢ア
これは不正解だよ。公開鍵はディジタル証明書に含まれる構成要素の一つですが、CRLで失効した証明書を識別するために列挙する情報ではありません。また、ここで示される有効期限切れは通常の期間終了であり、認証局が途中で失効させた状態とは異なります。
選択肢イ
これは不正解だよ。シリアル番号は証明書を識別する情報として適切ですが、設問の「有効期限切れになった」という条件がCRLの意味と合いません。CRLが扱うのは、通常の期限到来ではなく、有効期間内に取り消された証明書です。
選択肢ウ
これは不正解だよ。有効期限内に失効したという条件はCRLの対象を表していますが、公開鍵のリストという点が誤りです。CRLでは失効証明書を特定するため、証明書に含まれる公開鍵そのものではなく、管理上の識別情報を記録します。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。CRLは、秘密鍵の漏えいなどの理由で有効期限内に失効したディジタル証明書を確認するためのリストです。対象の証明書を識別できるよう、公開鍵ではなく証明書のシリアル番号を記録します。
学習のポイント
失効と有効期限切れの違い、CRLに記録される識別情報を整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問19(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
関連する過去問一覧
IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針