NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ

平成24年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問18

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

HTTPを使って,Webサーバのコンテンツのアップロードや更新を可能にするプロトコルはどれか。

選択肢

  1. ア
    CSS
  2. イ
    MIME
  3. ウ
    SSL
  4. エ
    WebDAV
解き方のヒントを見る

用語と説明を照合する視点

ネットワーク用語の択一では、用語そのものの印象だけで判断せず、説明が示す対象・役割・前提条件の対応関係を整理し、似た概念との境界がどこにあるかを一つずつ確認します。名称の一部が一致することだけを根拠にしないことが重要です。

この問題で問われていること

今回は、各選択肢の説明がどの概念の範囲を述べているかという対応関係に焦点を置きます。対象、目的、利用場面の三点を同じ基準で見比べ、表現の近さと意味の一致を分けて考えます。

視点

用語と説明を読むときは、まず説明文の主語が指す対象を捉え、次にその役割や使われる場面を抽出します。そのうえで、用語の定義として必要な範囲を満たしているか、別の概念の特徴を混ぜていないかを確認します。固有の手順や数式ではなく、意味の対応を軸に整理しましょう。

確認ポイント

  • 説明が指している対象と、用語が表す対象を対応させる
  • 役割や利用場面の記述が、説明全体で一貫しているか確認する
  • 似た用語との境界を意識し、言葉の一致だけで判断しない
正解と解説を見る

正解

エ

解説

Webサーバのコンテンツをアップロードしたり更新したりするには、HTTPを拡張してサーバ上のファイルや資源を操作できる仕組みを用いる。該当するのはWebDAVです。

理由

WebDAVはHTTPを拡張したプロトコルで、Webサーバ上のファイルやディレクトリなどの資源を、クライアントから作成、更新、削除、管理できるようにする。したがって、コンテンツのアップロードや更新という設問の要件に合う。

比較

CSSはWebページの見た目を定義し、MIMEはデータの種類を示し、SSLは通信の暗号化や認証に関係する。いずれもWebサーバのコンテンツをアップロード・更新するためのプロトコルではありません。

選択肢ア

これは不正解だよ。CSSはHTML文書などの表示に用いるスタイルシート言語であり、文字の大きさ、色、配置などを指定する。Webサーバ上のコンテンツをクライアントからアップロードしたり更新したりするための通信プロトコルではない。

選択肢イ

これは不正解だよ。MIMEは電子メールやHTTPで扱うデータの種類、文字コード、ファイル形式などを示す仕組みである。サーバ上のコンテンツを作成・送信する操作そのものを提供するプロトコルではないため、設問の条件に合わない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。SSLは通信内容の暗号化や通信相手の認証に使われ、HTTP通信を安全に保護する役割を持つ。保護された通信路を提供しても、Webサーバのコンテンツをアップロード・更新する機能を定義するものではない。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。WebDAVはHTTPを拡張したプロトコルで、クライアントからWebサーバ上のファイルやディレクトリなどを操作できる。コンテンツのアップロードや更新を可能にするという設問の条件に一致する。

学習のポイント

Web関連技術を、表示・形式・暗号化・資源操作の役割で整理する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問18(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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