NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成24年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問16
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア192.168.0.0/16
- イ192.168.0.0/17
- ウ192.168.0.0/18
- エ192.168.0.0/19
解き方のヒントを見る
ネットワーク境界の整合性を確認
経路集約を検討するときは、複数のネットワークをまとめた後も対象範囲が過不足なく表せるかを、境界の位置と表記の対応関係に注目して確認します。全体のまとまり方を一貫して見比べることが大切です。
この問題で問われていること
一つの観点として、集約前後でネットワーク範囲の境界が矛盾していないかを確かめます。範囲の広がり方とプレフィックス長の関係を、問題の表記に沿って丁寧に照合してください。
視点
経路集約では、個々の範囲を並べて眺めるだけでなく、まとめた結果が連続した一つの範囲として説明できるかを考えます。境界を基準に表記同士の整合性を確認しましょう。
確認ポイント
- 各ネットワークの境界が、集約後の範囲に自然に含まれているか
- 範囲の端が途中で欠けたり、不要に広がったりしていないか
- 示されたプレフィックス長と範囲の大きさが整合しているか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
192.168.10.0/24から192.168.58.0/24までを一つの経路に集約するには、第三オクテットの範囲全体を包含する共通プレフィックスが必要です。両端の共通部分を求めると18ビットとなります。
正答の理由
192.168.10.0/24~192.168.58.0/24では、第一・第二オクテットの16ビットは共通です。第三オクテットの10は00001010、58は00111010で、先頭2ビットが共通します。したがって、集約後のネットワークアドレスのビット数は、16ビット+2ビット=18ビットです。
比較
192.168.0.0/18は第三オクテット0~63を含む範囲であり、10~58の全ネットワークを包含します。/16や/17は必要以上に広い範囲を含み、/19は第三オクテット32~58のネットワークを含められないため、条件に合いません。
選択肢ア
これは不正解だよ。192.168.0.0/16は第一・第二オクテットだけを固定し、第三オクテット0~255を含む範囲です。指定された第三オクテット10~58は包含しますが、18ビットよりネットワークアドレスの固定ビット数が少なく、最も多いという条件に合いません。
選択肢イ
これは不正解だよ。192.168.0.0/17は第三オクテット0~127を含む範囲です。指定された第三オクテット10~58を包含する点は条件に合いますが、固定されるネットワークアドレスは17ビットであり、18ビットの集約より広い範囲を表します。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。第三オクテット10と58は二進数で先頭2ビットが共通するため、第一・第二オクテットの16ビットと合わせて16ビット+2ビット=18ビットです。192.168.0.0/18は第三オクテット0~63を含み、10~58の全範囲を集約できます。
選択肢エ
これは不正解だよ。192.168.0.0/19は第三オクテット0~31を含む範囲です。指定範囲のうち第三オクテット32~58のネットワークを包含できないため、10~58全体の集約条件を満たしません。ビット数が多くても対象範囲が不足します。
学習のポイント
CIDRのプレフィックス長と、複数ネットワークを包含する範囲の確認方法を学びます。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問16(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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