NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ

平成24年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問14

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

2台のPCをIPv6ネットワークに接続するとき,2台ともプレフィックスが2001:db8:100:1000::/56のIPv6サブネットに入るようになるIPアドレスの組合せはどれか。

選択肢

  1. ア
    2001:db8:100::aa:bb 2001:db8:100::cc:dd
  2. イ
    2001:db8:100:1000::aa:bb 2001:db8:100:2000::cc:dd
  3. ウ
    2001:db8:100:1010::aa:bb 2001:db8:100:1020::cc:dd
  4. エ
    2001:db8:100:1100::aa:bb 2001:db8:100:1200::cc:dd
解き方のヒントを見る

境界位置を整理する確認視点

IPアドレス範囲を考えるときは、与えられた情報を桁ごとの位置関係に分け、どの部分が共通でどの部分が変化し得るかを整理します。細かな計算より、境界の置かれ方と範囲の対応を一貫して確認することが大切です。

この問題で問われていること

確認する観点は、ビット境界がアドレス表記のどの位置に現れているかです。境界の前後で固定される部分と変動する部分を区別し、範囲の端点や含まれる領域を同じ基準で読み取れるかを点検します。

視点

アドレスを構成する各部分を、変わらない領域と変化する領域に分けて捉えます。境界が区切りの途中にある場合も、表記上の区切りだけで判断せず、位置関係を保ったまま範囲の広がりを考えます。

確認ポイント

  • 境界より前の部分と後ろの部分を、固定・変動の観点で整理できているか。
  • 表記上の区切りと、実際のビット位置による境界を混同していないか。
  • 範囲の端点を確認するとき、同じ読み取り基準を全体に適用しているか。
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

IPv6の/56は先頭56ビットをネットワーク部として固定する。2001:db8:100:1000::/56では、第4ヘクステットの上位8ビットまでが条件となり、アドレスの第4ヘクステットが1000から10ffの範囲にあれば同じサブネットに入る。

理由

IPv6の1ヘクステットは16ビットなので、/56は48ビット+8ビット=56ビットを固定する。したがって第4ヘクステットでは上位8ビットが固定され、1000から10ffまでが指定範囲になる。第4ヘクステットが1010と1020であるウは、両方ともこの範囲に含まれる。

比較

アは第4ヘクステットが省略されて0000となり、指定範囲の1000〜10ffと異なる。イは1台目の1000は範囲内だが、2台目の2000は範囲外です。エは1100と1200で、いずれも指定範囲の上限10ffを超えている。

選択肢ア

これは不正解だよ。2001:db8:100::aa:bbと2001:db8:100::cc:ddでは、第4ヘクステットが省略されて0000になる。/56で必要な第4ヘクステット上位8ビットの条件は満たさず、1000〜10ffの指定範囲とは異なる。

選択肢イ

これは不正解だよ。1台目の第4ヘクステット1000は指定された1000〜10ffの範囲に含まれる。しかし2台目は2000であり、上位8ビットが異なるため、2台とも同じ/56サブネットに入る条件を満たさない。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。/56は先頭56ビットを固定し、第4ヘクステットでは1000〜10ffが指定範囲になる。1台目の1010と2台目の1020はどちらもこの範囲内なので、2台とも2001:db8:100:1000::/56に含まれる。

選択肢エ

これは不正解だよ。第4ヘクステット1100と1200は、指定範囲1000〜10ffの上限10ffを超えている。したがって両アドレスとも、2001:db8:100:1000::/56で固定される上位ビットの条件とは一致しない。

学習のポイント

IPv6プレフィックス長と16進表記のビット境界を対応させて判定する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問14(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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