NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ

平成24年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問2

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

高速無線通信で使われている多重化方式であり,データ信号を複数のサブキャリアに分割し,各サブキャリアが互いに干渉しないように配置する方式はどれか。

選択肢

  1. ア
    CCK
  2. イ
    CDM
  3. ウ
    OFDM
  4. エ
    TDM
解き方のヒントを見る

ネットワーク用語を整理する視点

ネットワーク分野の択一問題では、各選択肢の説明を読んだら、用語が示す対象、役割、適用される範囲を同じ基準で整理し、説明同士の違いを落ち着いて比べます。まず定義と利用場面を分けて確認することが大切です。

この問題で問われていること

今回は、用語そのものの定義を暗記量だけで判断せず、説明に含まれる対象・目的・関係する層や範囲が、その用語の分類軸として一貫しているかを確認する点に集中しましょう。

視点

用語を比較するときは、説明を対象、目的、働く範囲という観点に分けて読み、同じ観点同士で対応づけます。単語の印象だけでなく、説明全体の分類や前提がそろっているかを確認すると、理解のずれに気づきやすくなります。

確認ポイント

  • 説明の対象が何を指しているかを確認する
  • 用語の目的と役割を同じ観点で整理する
  • 適用される層や範囲の説明が一貫しているか確かめる
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

データ信号を複数の直交したサブキャリアへ分割し、サブキャリア間の干渉を抑えて伝送する多重化方式はOFDMです。

理由

OFDMは、データ信号を複数のサブキャリアに分けて並列伝送する方式です。各サブキャリアを直交するように配置することで、周波数が近接していても相互干渉を抑えられる。問題文の「複数のサブキャリア」と「互いに干渉しないように配置」がこの特徴に一致する。

比較

CCKは無線LANなどで用いられた符号化・変調方式、CDMは符号を使って信号を分離する多重化方式、TDMは時間を分割して信号を順番に送る方式です。いずれも、問題文のサブキャリアを直交配置する説明とは一致しない。

選択肢ア

これは不正解だよ。CCKは複数のチップからなる符号を用いてデータを表現する変調方式であり、問題文のようにデータ信号を複数のサブキャリアへ分割し、サブキャリアを直交配置して伝送する方式ではない。

選択肢イ

これは不正解だよ。CDMは、利用者や信号ごとに異なる符号を割り当て、同じ時間帯や周波数帯で送られた信号を符号によって分離する方式である。サブキャリアの直交配置を特徴とする説明には該当しない。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。OFDMはデータ信号を複数のサブキャリアに分割し、それぞれを互いに直交するよう周波数配置して並列伝送する方式である。この直交性によって、サブキャリア間の干渉を抑えられる。

選択肢エ

これは不正解だよ。TDMは通信時間を複数のタイムスロットに分割し、異なる信号が時間を順番に使う方式である。問題文が示すような、複数のサブキャリアを周波数上に配置して伝送する方式ではない。

学習のポイント

OFDMの直交性と、時間・符号による多重化方式との違いを整理する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成24年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問2(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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