NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成23年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問25
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア作業成果物の状況が,主要なタスクの完了時点で管理層に対して見える状態になっている。
- イ実績が定量的に把握されており,プロセスが組織的に管理されている。
- ウプロセスが明文化されて,組織内の全ての人がそれを利用している。
- エプロセスを継続的に改善していくための仕組みが機能している。
解き方のヒントを見る
組織への定着度で成熟度を整理
名称や印象だけで段階を覚えず、取り組みが個別の担当者にとどまるのか、組織の共通した仕組みとして広く定着しているのかに注目し、設問の記述を同じ観点で読み比べましょう。
この問題で問われていること
今回の焦点は、活動そのものの細かな内容ではなく、それが組織のどの範囲まで共有され、継続して同じように扱える状態として根付いているかです。記述の主語と広がりを丁寧に確認します。
視点
成熟度の違いは、個別の実施内容を暗記するより、取り組みが誰の経験や判断に依存しているか、組織全体で共有されているか、継続的に扱える形になっているかという定着度の視点で整理します。
確認ポイント
- 設問の主語が、個人・担当単位なのか、組織全体なのかを確認する。
- その取り組みが一部だけの実践か、共通の仕組みとして広がっているかを見る。
- 担当者が変わっても継続して扱える状態を示しているかを確認する。
正解と解説を見る
正解
エ
解説
CMMIの成熟度レベルは、定義されたプロセス、定量的な管理を経て、継続的な改善を行う段階へ進む。したがって最も高いのは、改善の仕組みが機能している状態です。
理由
CMMIでは、組織内で標準化されたプロセスを利用する段階よりも、実績を定量的に管理する段階が上位にあり、さらにその上にプロセスを継続的に改善する段階がある。
比較
アは作業状況を管理層が把握できる状態、ウはプロセスが定義され組織で利用される状態、イは実績を定量的に管理する状態を示します。エはそれらより上位の継続的改善に該当する。
選択肢ア
これは不正解だよ。作業成果物の状況が主要なタスクの完了時点で管理層から見える状態は、作業を管理できる段階を示す。CMMIでは、これはプロセスの定義や定量的管理、継続的改善に先立つ段階であり、最も高い成熟度ではない。
選択肢イ
これは不正解だよ。実績が定量的に把握され、プロセスが組織的に管理されている状態は、測定結果に基づく管理の段階を示す。ただし、CMMIでは定量的管理の上に、プロセスを継続的に改善する段階があるため、最高レベルではない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。プロセスが明文化され、組織内の全ての人が利用している状態は、組織として定義されたプロセスを適用する段階を示す。これは定量的な管理や継続的改善より前の段階なので、成熟度が最も高いとはいえない。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。プロセスを継続的に改善していくための仕組みが機能している状態は、既存プロセスを維持するだけでなく、分析や改善を組織的に続ける段階を示す。CMMIの成熟度レベルでは、定義された段階や定量的に管理された段階より上位に位置する。
学習のポイント
CMMI成熟度レベルの順序と各段階の特徴を整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成23年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問25(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
関連する過去問一覧
IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針