NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ

平成22年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問24

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

オブジェクト指向におけるオブジェクト間の代表的な関係には,is-aとpart-ofの二つがある。表に示すオブジェクト間の関係の組合せのうち,適切なものはどれか。
オブジェクト指向の関係(is-aまたはpart-of)を定義する選択肢表。「タイヤと自動車」「人間と動物」「辞書と書物」のオブジェクト間の関係がア〜エのパターンで示されている。
オブジェクト指向の関係(is-aまたはpart-of)を定義する選択肢表。「タイヤと自動車」「人間と動物」「辞書と書物」のオブジェクト間の関係がア〜エのパターンで示されている。

選択肢

  1. ア
    is-a part-of is-a
  2. イ
    is-a part-of part-of
  3. ウ
    part-of is-a is-a
  4. エ
    part-of is-a part-of
解き方のヒントを見る

オブジェクト間の関係を見極める

関係の種類を区別する問題では、用語の暗記より先に、登場する二つのオブジェクトの間に何が成り立っているかを自分の言葉で一文に言い表し、その文と各用語の定義を照らし合わせる姿勢が役立ちます。

この問題で問われていること

確認すべき観点は一つ、二つのオブジェクトを結ぶ関係を『AはBの何か』という形の一文にしたとき、その文が無理なく成り立つかどうかです。定義の文言に当てはめて自然に読めるかを確かめましょう。

視点

オブジェクト指向では、関係の名前は二つのオブジェクトの結び付き方を表す言葉として定義されています。名前の響きや見慣れた例から連想するのではなく、定義そのものの言い回しに対象を当てはめて一文を作り、意味が通るかを検討すると、似た用語の取り違えを防ぎやすくなります。

確認ポイント

  • 問われている二つのオブジェクトがそれぞれ何を指すかを、まず明確にしたか
  • 二つの関係を『AはBの何か』の形で自分の言葉による一文にできたか
  • 作った一文を各用語の定義の言い回しに当てはめ、無理なく読めるかを確かめたか
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

タイヤと自動車は構成要素の関係、人間と動物は分類関係、辞書と書物も分類関係です。したがって表の組合せは「part-of、is-a、is-a」となる。

理由

タイヤは自動車を構成する部品なので、自動車の一部であることを示すpart-ofが対応する。人間は動物の一種であり、辞書も書物の一種なので、これらはis-aで表す。

比較

表の列の順に関係を並べると、タイヤと自動車はpart-of、人間と動物はis-a、辞書と書物はis-aとなる。この並びと一致する組合せを選ぶ。

選択肢ア

これは不正解だよ。人間と動物の関係をpart-ofとしている点が誤り。人間は動物を構成する部品ではなく、動物に分類される一種なので、この列はis-aで表す。なお、タイヤと自動車のis-aも関係の意味に合わない。

選択肢イ

これは不正解だよ。タイヤと自動車をis-aとしている点が誤り。タイヤは自動車の一種ではなく、自動車を構成する部品なのでpart-ofで表す。また、辞書と書物も構成要素ではなく、書物の一種として扱う関係である。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。タイヤは自動車の構成要素なのでpart-of、人間は動物の一種なのでis-a、辞書は書物の一種なのでis-aとなる。表の三つの対象関係を、それぞれの意味に沿って正しく並べている。

選択肢エ

これは不正解だよ。タイヤと自動車、人間と動物の関係は適切だが、辞書と書物をpart-ofとしている点が誤り。辞書は書物を構成する一部ではなく、書物に分類される一種なのでis-aで表す。

学習のポイント

is-aとpart-ofの意味を、分類関係と構成要素関係として区別する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問24(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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