NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ

平成22年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問7

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

スイッチングハブによる接続で,複数のポートを束ねて一つの論理ポートとして扱う技術はどれか。

選択肢

  1. ア
    MIME
  2. イ
    MIMO
  3. ウ
    マルチパート
  4. エ
    リンクアグリゲーション
解き方のヒントを見る

論理的な束ね方を見極める視点

複数の接続を一つのまとまりとして扱う技術を考えるときは、個別の接続をまとめる目的と、利用者から見える構成の関係に注目し、名称の印象だけで判断しないことが大切です。

この問題で問われていること

確認する観点を、接続を束ねた結果として何が一つの論理的な単位になるのか、またその単位が管理や利用の面でどの範囲を表すのかという対応関係に絞って丁寧に整理しましょう。

視点

技術名や構成要素を個別に覚える前に、複数の物理的・論理的な接続をどの単位で扱いたいのかを整理し、見た目の数と論理上のまとまりを混同しないようにします。

確認ポイント

  • 束ねる対象が何かを確認する
  • 利用者から見える単位を整理する
  • 物理的な構成と論理的な扱いを分けて考える
正解と解説を見る

正解

エ

解説

スイッチングハブで複数の物理ポートを束ね、一つの論理的な接続として扱う技術はリンクアグリゲーションです。複数回線を組み合わせて帯域の拡大や冗長性の向上を図ります。

理由

リンクアグリゲーションは、スイッチ間などの複数の物理リンクをまとめ、上位の通信からは一つの論理リンクとして扱う技術です。通信帯域の有効活用や、リンク障害時の可用性向上につながります。

比較

MIMEは電子メールなどでデータ形式を扱う仕組み、MIMOは無線通信で複数アンテナを利用する方式、マルチパートは複数のデータ部分を一つのメッセージとして扱う形式です。いずれも設問のポート集約技術ではありません。

選択肢ア

これは不正解だよ。MIMEは電子メールやHTTPなどで、本文や添付ファイルのデータ形式、文字コード、複数部分の構成を表すための仕組みです。スイッチングハブの複数ポートを束ねて一つの論理ポートとして扱う機能ではないため、設問の条件に合いません。

選択肢イ

これは不正解だよ。MIMOは無線通信で複数の送信アンテナと受信アンテナを利用し、通信速度や品質の向上を図る方式です。対象は無線信号の送受信であり、スイッチングハブの複数の物理ポートを一つにまとめる技術ではありません。

選択肢ウ

これは不正解だよ。マルチパートは、電子メールやWeb通信などで、複数のデータ部分を一つのメッセージ内に含める形式を指します。複数のポートや物理リンクを束ねて論理的な接続として扱う機能ではないため、設問の説明とは一致しません。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。リンクアグリゲーションは、スイッチングハブの複数の物理ポートに接続したリンクを束ね、通信上は一つの論理リンクとして扱う技術です。帯域を有効に利用でき、構成によってはリンク障害への耐性も高められます。

学習のポイント

ネットワーク用語を、対象分野と機器上の役割から区別することが重要です。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問7(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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