NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ

平成22年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問5

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

無線LANで使用される搬送波感知多重アクセス/衝突回避方式はどれか。

選択肢

  1. ア
    CDMA
  2. イ
    CSMA/CA
  3. ウ
    CSMA/CD
  4. エ
    FDMA
解き方のヒントを見る

媒体アクセス制御を考える視点

無線LANの方式を比べるときは、通信が同時に起こり得る状況で、端末が送信前後にどのような判断を行い、競合や再送をどう扱う設計なのかという観点に絞って整理します。

この問題で問われていること

各選択肢を読む際、電波を共有する端末同士の送信タイミングと、通信が重なった場合への扱いが、どの前提に基づいて説明されているかを確認し、方式名だけで判断しないようにしてください。

視点

方式名や個別の手順を暗記する前に、共有媒体で起こる競合をどの場面で捉え、端末間の調整をどのような考え方で行う設計かを読み取ります。

確認ポイント

  • 送信前後の端末の判断に注目する
  • 通信が重なる場面の扱いを確認する
  • 方式名ではなく前提と目的を整理する
正解と解説を見る

正解

イ

解説

無線LANでは、共有する無線媒体の状態を確認してから送信し、衝突をできるだけ避けるアクセス方式が使われる。設問の用語に一致する方式を選ぶ。

理由

搬送波感知多重アクセスは、端末が通信媒体の状態を確認して送信機会を判断する方式です。無線LANでは、送信後に衝突を検出するよりも、送信前に衝突を避ける考え方が用いられるため、設問の条件に合う。

比較

CDMAは符号、FDMAは周波数帯を分けて複数通信を行う方式です。一方、CSMA/CDは衝突を検出する方式であり、無線LANで問われている衝突回避とは制御の考え方が異なる。

選択肢ア

これは不正解だよ。CDMAは、利用者や通信を異なる符号で識別して同じ周波数帯を共有する方式である。搬送波を感知して送信前に衝突を避ける方式を表す用語ではないため、設問の条件とは一致しない。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。CSMAは搬送波を感知して媒体の状態を確認し、CAは衝突回避を表す。無線LANで使用される、送信前の確認によって衝突を避けるアクセス方式という設問の説明に一致する。

選択肢ウ

これは不正解だよ。CSMA/CDも搬送波を感知して送信機会を判断するが、CDは衝突検出を表す。設問は衝突回避方式を問うているため、衝突を検出する方式を示すこの選択肢は適切ではない。

選択肢エ

これは不正解だよ。FDMAは、利用する周波数帯を分割して複数の通信に割り当てる方式である。搬送波を感知して送信前に衝突を回避するアクセス制御方式ではないため、設問の説明とは異なる。

学習のポイント

CSMA方式における衝突検出と衝突回避の違いを整理する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問5(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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