NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ
平成22年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問4
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア2対のUTPケーブルを使用し,最大距離は100mである。
- イ4対のUTPケーブルを使用し,最大距離は100mである。
- ウシングルモード光ファイバケーブルを使用し,最大距離は5kmである。
- エマルチモード光ファイバケーブルを使用し,最大距離は400mである。
解き方のヒントを見る
通信規格を比較する視点
LAN通信規格を整理するときは、名称や印象だけで判断せず、通信を成立させる役割と、利用場面で求められる条件がどのように結び付くかを順に確認しましょう。比較する軸を一つに固定することも大切です。
この問題で問われていること
選択肢を読む際は、各記述が通信のどの側面を説明しているのかを見定め、その側面と利用条件の対応関係にだけ注目してください。複数の特徴を一度に評価せず、同じ観点で並べて確認しましょう。
視点
規格を比較する前に、まず通信に関わる役割を分けて捉えます。そのうえで、各記述が示す観点をそろえ、想定される利用条件との関係を確認します。名前の連想ではなく、記述の対象と比較軸が一致しているかを見直しましょう。
確認ポイント
- 各記述が説明している対象を一つに絞って確認する
- 比較する記述を同じ観点で読み比べる
- 利用条件との関係が自然につながるか見直す
正解と解説を見る
正解
イ
解説
1000BASE-Tは、4対のUTPケーブルを使用して、最大100mの区間で通信するギガビットイーサネット規格です。したがって、該当する記述はイです。
理由
1000BASE-Tは、カテゴリ5以上などのツイストペア銅線を用いる1000Mビット/秒のイーサネット規格であり、4対のUTPケーブルを使用する。最大距離は100mであるため、イが条件に一致する。
比較
アはUTPの対数が異なり、ウとエは光ファイバを用いる別の伝送方式です。媒体の種類、ケーブル構成、最大距離を個別に照合すると、1000BASE-Tの説明と一致するのはイだけです。
選択肢ア
これは不正解だよ。1000BASE-Tが使用するのは4対のUTPケーブルであり、2対ではない。最大距離が100mという後半の条件は一致しているが、前半のケーブル構成が規格の条件と異なるため、1000BASE-Tの説明にはならない。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。1000BASE-Tは、4対のUTPケーブルを使用するギガビットイーサネット規格である。また、UTPによる配線区間の最大距離は100mであり、前半のケーブル構成と後半の距離条件の両方が規格と一致している。
選択肢ウ
これは不正解だよ。シングルモード光ファイバケーブルを使用する点が、UTPの銅線を使う1000BASE-Tと異なる。最大距離を5kmとする条件も、1000BASE-TのUTP配線に対応する100mという条件とは一致しない。
選択肢エ
これは不正解だよ。マルチモード光ファイバケーブルを使用する点が、UTPを使用する1000BASE-Tとは異なる。最大距離400mという数値も、1000BASE-TのUTP配線で定められる最大100mの条件には該当しない。
学習のポイント
1000BASE-Tの名称、UTPの対数、最大伝送距離を対応付けて覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問4(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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