NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ

平成22年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問3

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

高速無線通信で使われている多重化方式で,データ信号を複数のサブキャリアに分割し,各サブキャリアが互いに干渉しないように配置する方式はどれか。

選択肢

  1. ア
    CCK
  2. イ
    CDM
  3. ウ
    OFDM
  4. エ
    TDM
解き方のヒントを見る

多重化方式を整理する視点

各方式の違いを覚え込む前に、通信資源をどのように分けて共有させる発想なのかに注目し、時間・周波数・符号などの観点を同じ基準で整理しましょう。名称の印象だけで判断しないことが大切です。

この問題で問われていること

選択肢を読むときは、利用者や信号を分けるために何を共有資源として扱い、どの単位で割り当てる説明になっているかという一点に絞って確認してください。周辺の利点や用途は後回しにしましょう。

視点

方式名の暗記ではなく、共有する資源、分割の単位、利用者間の関係を対応づけて整理すると、似た説明の違いを落ち着いて比較できます。

確認ポイント

  • 共有される通信資源が何として説明されているか
  • 利用者や信号を分ける単位が一貫しているか
  • 説明が方式の分類ではなく別の機能を指していないか
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

データ信号を複数のサブキャリアへ分割し、サブキャリア同士が互いに干渉しないように配置する方式はOFDMです。OFDMは直交周波数分割多重方式を表します。

理由

OFDMはOrthogonal Frequency Division Multiplexingの略で、データ信号を複数のサブキャリアに分割して伝送する。各サブキャリアを直交する関係に配置することで、互いの干渉を抑える。

比較

CCKは符号化を用いる方式、CDMは符号によって信号を分離する方式、TDMは時間を分割して信号を多重化する方式です。設問のサブキャリアと干渉しない周波数配置という条件はOFDMに該当する。

選択肢ア

これは不正解だよ。CCKは符号化を利用してデータを伝送する方式であり、設問が示すようにデータ信号を複数のサブキャリアへ分割し、サブキャリアを互いに干渉しないよう配置する方式ではない。

選択肢イ

これは不正解だよ。CDMは複数の信号を異なる符号で分離して同じ通信資源を共有する方式である。設問のように複数のサブキャリアを周波数上で配置し、相互干渉を抑える方式を表す選択肢ではない。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。OFDMは直交周波数分割多重方式であり、データ信号を複数のサブキャリアに分割して伝送する。サブキャリアを直交するように配置することで、互いの干渉を抑える。

選択肢エ

これは不正解だよ。TDMはTime Division Multiplexingの略で、通信時間を区切って複数の信号に割り当てる方式である。設問のように周波数上の複数サブキャリアへ分割する方式ではない。

学習のポイント

多重化方式は、時間・符号・周波数のどれを分割に使うかで整理する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問3(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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