NWネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ

平成21年度秋期 ネットワークスペシャリスト 午前Ⅱ 問2

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

CSMA/CD方式のブリッジで接続された二つのセグメント間で,ブロードキャストフレームの中継と,衝突発生時にできる不完全フレームの中継について,適切な組合せはどれか。
CSMA/CD方式のブリッジにおけるブロードキャストフレームと衝突時の不完全フレームの中継可否を示す選択肢表。
CSMA/CD方式のブリッジにおけるブロードキャストフレームと衝突時の不完全フレームの中継可否を示す選択肢表。

選択肢

  1. ア
    中継する 中継する
  2. イ
    中継する 中継しない
  3. ウ
    中継しない 中継する
  4. エ
    中継しない 中継しない
解き方のヒントを見る

ブリッジ中継の判断基準

フレームの種類と、正常なフレームとして扱える状態かどうかに着目して、中継処理の意味を整理しましょう。

この問題で問われていること

ブロードキャストフレームと衝突による不完全フレームが、ブリッジを通過する条件の違いを考えましょう。

概念

ブリッジはセグメント間でフレームを転送しますが、すべての信号を無条件に反対側へ流す装置ではありません。フレームの内容や完全性が判断材料になります。

確認ポイント

  • 正常なフレームと衝突で生じた不完全なフレームを区別する
  • ブロードキャストの宛先の扱いを確認する
  • 中継対象がフレームとして成立しているかを考える
正解と解説を見る

正解

イ

解説

ブリッジは、宛先が限定されないブロードキャストフレームを接続先セグメントへ中継します。一方、衝突によって生じた不完全フレームは正常なフレームではないため、中継しません。したがって適切な組合せは、前半が中継する、後半が中継しないものです。

理由

ブロードキャストフレームは、同一ネットワーク上の複数の端末へ届ける必要があるため、ブリッジは接続された別セグメントにも中継します。

比較

衝突発生時にできる不完全フレームは、内容が正しく完結していないため、ブリッジが正常なデータフレームとして転送する対象ではありません。

選択肢ア

これは不正解だよ。『中継する 中継する』という組合せのうち、ブロードキャストフレームを中継する点は適切です。しかし、衝突発生時にできる不完全フレームまで中継するとしている後半が誤りです。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。『中継する 中継しない』は、ブロードキャストフレームを別セグメントへ届ける処理と、衝突による不完全フレームを転送しない処理の組合せに一致しています。

選択肢ウ

これは不正解だよ。『中継しない 中継する』では、ブロードキャストフレームを中継しないとしている前半が誤りです。また、不完全フレームを中継するという後半も、正常なフレームだけを扱うブリッジの動作に合いません。

選択肢エ

これは不正解だよ。『中継しない 中継しない』の後半は、不完全フレームを中継しないため適切です。しかし、ブロードキャストフレームは接続先セグメントにも届ける必要があるので、前半の扱いが誤りです。

学習のポイント

ブリッジの通常フレーム転送と、衝突時の不完全フレーム破棄を理解する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成21年度秋期 ネットワークスペシャリスト試験 午前Ⅱ 問2(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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