DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ
令和2年度10月 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問19
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア回避
- イ共有
- ウ受容
- エ転嫁
解き方のヒントを見る
リスク対応の適用範囲を見極める
リスクへの対応を考えるときは、状況に対してどの考え方を当てはめるかを、対象・目的・前提の関係から整理し、表面的な語句だけで判断しないことが重要です。
この問題で問われていること
一つの観点として、示されている対応が、どのリスクや場面を対象にしているのかに注目し、目的と対象の対応関係が自然かを確認してください。周辺の用語の印象に引きずられず、対象の範囲を基準に考えます。
視点
対応策を検討する際は、何を対象にし、どのような目的で適用するのかを切り分けて整理します。
確認ポイント
- 対応の対象となる範囲を確認する
- 対応を行う目的と前提を整理する
- 対象と目的の組み合わせに無理がないか考える
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
PMBOK第6版では、リスク対応戦略は脅威と好機で異なるものが整理されるが、受容はどちらにも採用できる共通の戦略です。
理由
受容は、リスクの発生可能性や影響を積極的に変えようとせず、発生した場合や発生しなかった場合の結果を受け入れる戦略です。そのため、望ましくない脅威にも、望ましい好機にも適用できる。
比較
回避・転嫁は主に脅威への対応、共有は主に好機への対応として整理される。一方、受容は脅威と好機の双方で採用可能であり、設問の条件に合致する。
選択肢ア
これは不正解だよ。回避は、脅威が発生しないようにプロジェクト計画や目的を変更する対応であり、主としてマイナスのリスクを対象とする。好機を受け入れるための一般的な戦略ではないため、脅威と好機の双方に採用されるものには該当しない。
選択肢イ
これは不正解だよ。共有は、好機を実現するために、特定の組織や関係者と機会を分かち合う対応である。主にプラスのリスクを対象とする戦略として整理されるため、脅威と好機のどちらにも共通して採用される選択肢ではない。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。受容は、リスクに対して積極的な変更を加えず、発生した場合の影響や、好機が実現しなかった結果を受け入れる対応である。したがって、脅威と好機のどちらにも適用できる共通のリスク対応戦略である。
選択肢エ
これは不正解だよ。転嫁は、脅威への対応責任や影響を第三者へ移すことで、自組織の負担を軽減する戦略である。保険や契約などを用いる場合があるが、好機を対象とする共通の対応戦略ではないため、設問の条件には合わない。
学習のポイント
脅威向け・好機向け・共通のリスク対応戦略を分類して覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和2年度10月 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問19(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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