DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ

令和2年度10月 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問18

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

プロジェクトマネジメントにおいてパフォーマンス測定に使用する EVM の管理対象の組みはどれか。

選択肢

  1. ア
    コスト,スケジュール
  2. イ
    コスト,リスク
  3. ウ
    スケジュール,品質
  4. エ
    品質,リスク
解き方のヒントを見る

進捗測定の管理対象を見極める視点

進捗を考えるときは、作業の進み具合だけでなく、計画した成果や達成状況との関係を整理し、何を管理対象として捉えるべきかを確認しましょう。用語の表面ではなく、測定の目的に注目することが大切です。

この問題で問われていること

選択肢を読む際は、測定している対象と進捗管理の目的がどのように対応しているかを一つの軸で整理し、活動・計画・成果の関係に混同がないかだけを確認してください。

視点

管理対象を整理するときは、測定の目的、計画との対応、成果との関係を一つの軸で読み取り、用語の印象だけで判断しないようにします。

確認ポイント

  • 測定の目的が何かを確認する
  • 計画・実績・成果のどの関係を見ているか整理する
  • 用語の印象ではなく管理対象との対応を確認する
正解と解説を見る

正解

ア

解説

EVMは、プロジェクトの出来高を基準に、計画との差異や実際に要した資源を比較してパフォーマンスを測定する手法です。したがって、管理対象の組合せとしてコストとスケジュールが適切です。

理由

EVM(Earned Value Management)は、作業の出来高を金額に換算した earned value と、計画上の価値、実際に発生したコストを比較する。これにより、予算に対するコストの差異と、計画に対する進捗の差異を同時に把握できる。

比較

リスクや品質もプロジェクト管理上重要な対象だが、EVMが標準的に数値化してパフォーマンス測定を行う中心領域ではありません。したがって、EVMの管理対象の組合せとしては、コストとスケジュールを選ぶ。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。EVMは、計画した作業量と実際の出来高、実際に使ったコストを比較し、スケジュール上の進み具合とコストの状態を評価する手法である。したがって、EVMのパフォーマンス測定で中心となる管理対象はコストとスケジュールである。

選択肢イ

これは不正解だよ。コストはEVMで管理する主要な対象だが、リスクはEVMの基本的な出来高・計画・実績の比較対象ではない。リスク管理では発生確率や影響度などを用いて評価するため、コストとリスクの組合せはEVMの管理対象として適切ではない。

選択肢ウ

これは不正解だよ。スケジュールはEVMによる進捗評価と関係するが、品質はEVMの基本指標で直接測定する対象ではない。品質管理では欠陥数や適合度など別の指標を用いるため、スケジュールと品質の組合せはEVMの中心的な管理対象にならない。

選択肢エ

これは不正解だよ。品質とリスクはいずれもプロジェクト管理で重要だが、EVMが計画値・出来高・実コストを比較して測定する中心領域とは異なる。品質やリスクは、それぞれ専用の管理指標や分析手法で評価するため、この組合せは適切ではない。

学習のポイント

EVMの主要指標と、コスト・スケジュールの関係を理解する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和2年度10月 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問18(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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