DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ

令和2年度10月 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問17

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

アジャイル開発手法の説明のうち,スクラムのものはどれか。

選択肢

  1. ア
    コミュニケーション,シンプル,フィードバック,勇気,尊重の五つの価値を基礎とし,テスト駆動型開発,ペアプログラミング,リファクタリングなどのプラクティスを推奨する。
  2. イ
    推測(プロジェクト立上げ,適応的サイクル計画),協調(並行コンポーネント開発),学習(品質レビュー,最終 QA/リリース)のライフサイクルをもつ。
  3. ウ
    プロダクトオーナなどの役割,スプリントレビューなどのイベント,プロダクトバックログなどの作成物,及びルールから成るソフトウェア開発のフレームワークである。
  4. エ
    モデルの全体像を作成した上で,優先度を付けた詳細なフィーチャリストを作成し,フィーチャを単位として計画し,フィーチャ単位に設計と構築を繰り返す。
解き方のヒントを見る

開発手法を比べる視点

各選択肢を個別に覚えるのではなく、問題文が尋ねている比較軸を先に確認し、その軸に関する説明の前提と表現の対応関係を整理しましょう。

この問題で問われていること

一つの観点として、問題文が示す開発の進め方に関する条件と、各説明が置いている前提が同じ比較軸に立っているかを確認してください。

視点

開発手法を比較するときは、名称の印象ではなく、問題文で指定された観点に対して、説明の対象・前提・範囲が整合しているかを読み取ります。

確認ポイント

  • 問題文が比較の対象としている観点を一つに定める
  • 各説明の主語と前提条件を同じ基準で読み比べる
  • 説明が問われた観点に直接対応しているかを確認する
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

正解はウです。スクラムは、プロダクトオーナーなどの役割、スプリントレビューなどのイベント、プロダクトバックログなどの作成物、そしてそれらを運用するルールから構成される開発フレームワークとして定義されます。

理由

スクラムは、短い反復期間であるスプリントを軸に、役割、イベント、作成物、ルールを定めて開発を進めるフレームワークです。ウはこの構成を正確に説明しています。

比較

アはXP、イは別のアジャイル開発手法のライフサイクル、エはフィーチャ単位で進めるFDDの説明です。したがって、スクラムに該当するのはウです。

選択肢ア

これは不正解だよ。コミュニケーション、シンプル、フィードバック、勇気、尊重という五つの価値を基礎にし、テスト駆動型開発、ペアプログラミング、リファクタリングを重視する説明は、スクラムではなくXPの特徴です。

選択肢イ

これは不正解だよ。推測、協調、学習という三つの段階で構成されるライフサイクルを示しており、役割・イベント・作成物・ルールで構成されるスクラムの説明ではありません。別のアジャイル手法に関する記述です。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。プロダクトオーナーなどの役割、スプリントレビューなどのイベント、プロダクトバックログなどの作成物、及びルールから成る開発フレームワークという説明は、スクラムの定義に一致しています。

選択肢エ

これは不正解だよ。モデルの全体像を作成し、優先度を付けたフィーチャを単位として計画、設計、構築を繰り返す説明はFDDの特徴です。スクラムの役割やイベントなどを説明したものではありません。

学習のポイント

スクラムの役割、イベント、作成物、ルールを他のアジャイル手法と区別して覚えましょう。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和2年度10月 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問17(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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