DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ

平成22年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問28

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

IC タグ(RFID) の特徴はどれか。

選択肢

  1. ア
    GPS を利用し、受信地の位置情報や属性情報を表示する。
  2. イ
    大量の情報を扱うので、情報の記憶には外部記憶装置を使用する。
  3. ウ
    プラスチック製のカードに埋め込み、専用の読取り装置に挿入して利用する。
  4. エ
    汚れに強く、梱包の外からも記録された情報を読むことができる。
解き方のヒントを見る

ICタグの整理で見る視点

ICタグに関する記述を比べるときは、個別の用語や印象だけで判断せず、示された条件と利用目的の対応関係に注目しましょう。前提が変わったときに説明が成り立つかを確認することが大切です。

この問題で問われていること

焦点は、各記述が想定している利用場面と、その場面で重視される条件が一貫しているかです。説明の主語・前提・範囲をそろえて読み、一般論と限定的な主張を区別しましょう。

視点

技術の説明は、目的、前提、適用範囲、期待される結果を分けて整理すると、似た表現の違いを落ち着いて比較できます。

確認ポイント

  • 記述が置いている利用場面と前提を読み取る
  • 主張の範囲が広すぎたり限定されすぎたりしていないか確認する
  • 目的と説明内容の対応が崩れていないか見直す
正解と解説を見る

正解

エ

解説

RFIDは、ICチップとアンテナを備えたタグに記録した情報を、電波などを用いて非接触で読み取る技術です。汚れや包装の影響を受けにくく、梱包を開けずに情報を確認できる点が特徴です。

理由

RFIDは、タグに記録された情報を専用の読取り装置から電波などで非接触に読み取る。タグを取り出したり、読取り装置へ挿入したりせず、梱包の外側から情報を確認できるため、汚れに強く物流や在庫管理にも利用される。

比較

GPSは衛星からの信号を利用して位置を測定する仕組みであり、RFIDとは目的が異なる。外部記憶装置を前提とするものでもなく、カードを読取り装置へ挿入する方式は接触型ICカードの説明に当たる。

選択肢ア

これは不正解だよ。GPSは衛星からの信号を受信して位置を測定する仕組みであり、RFIDタグの情報を読取り装置で取得する特徴とは異なる。RFIDの本質は、タグに記録した情報を近距離の読取り装置で扱う点にある。

選択肢イ

これは不正解だよ。RFIDタグは、ICチップ内部の記憶領域に識別情報などを保持して利用できるため、大量の情報を扱うことを理由に外部記憶装置を必ず使用するわけではない。外部データベースとの連携は別の構成である。

選択肢ウ

これは不正解だよ。プラスチック製カードを専用装置へ挿入して読み取る説明は、端子を接触させるICカードの利用方法に当たる。RFIDはタグと読取り装置を物理的に接触させず、電波などで情報を読み取る。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。RFIDはタグと読取り装置を接触させずに情報を読み取れるため、タグを梱包から取り出さず、外側から記録内容を確認できる。汚れが付着していても読み取りやすく、物流や在庫管理で活用される特徴と一致する。

学習のポイント

RFIDの非接触通信と、GPS・接触型ICカードとの違いを整理する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成22年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問28(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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