DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ
平成21年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問16
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア現物理モデル → 現論理モデル → 新物理モデル → 新論理モデル
- イ現物理モデル → 現論理モデル → 新論理モデル → 新物理モデル
- ウ現論理モデル → 現物理モデル → 新物理モデル → 新論理モデル
- エ現論理モデル → 現物理モデル → 新論理モデル → 新物理モデル
解き方のヒントを見る
手順を追うための確認視点
各段階で何を表し、どの情報が次の段階へ引き継がれるかに注目し、全体の流れと粒度の整合性を順に確かめると、手順の並びを落ち着いて比較できます。用語の対応だけでなく、前後関係も意識しましょう。
この問題で問われていること
図や説明を読むときは、作業の目的と入力・出力の関係が段階ごとにどう整理されているかだけに焦点を置き、細かな表記よりも前後の依存関係と、各段階の役割がぶれていないかを確認してください。
視点
手順を比較する際は、各工程の役割、扱う情報、次工程への受け渡しを同じ基準で見ます。開始から結果までのつながりに無理がないかを確認し、個別の用語の記憶だけで判断しないことが大切です。
確認ポイント
- 各段階の目的が一貫しているか
- 情報の受け渡しが前後でつながっているか
- 全体の粒度や視点が途中で不自然に変わっていないか
正解と解説を見る
正解
イ
解説
DFDによる新システムのモデル化では、現行システムを物理面から論理面へ整理し、その結果を踏まえて新システムの論理を設計し、最後に実装方法を具体化します。したがって適切な順序はイです。
理由
現行システムでは、まず実際の処理やデータの流れを物理モデルとして把握し、そこから特定の実装方法に依存しない論理モデルを作成します。その後、新システムの論理モデルを設計し、最後に実現方法を物理モデルとして具体化します。
比較
物理モデルは実装や運用の具体的な内容を表し、論理モデルは機能やデータの関係を抽象化して表します。そのため、現行では物理から論理へ、新システムでは論理から物理へ進む点が重要です。
選択肢ア
これは不正解だよ。現行システムの物理的な実装を抽象化して現行論理モデルを作った後は、新システムの論理モデルを先に定め、その内容を実現する物理モデルへ具体化します。新物理モデルを新論理モデルより先に置くこの順序は、論理設計から物理設計へ進む流れに反します。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。DFD作成では、まず現行システムの物理的な処理やデータの流れを整理し、そこから現行の論理的な機能を抽出します。次に新システムの論理モデルを設計し、最後にそれを実現する具体的な物理モデルへ落とし込むため、この順序が適切です。
選択肢ウ
これは不正解だよ。現論理モデルを作るには、先に現行システムの処理やデータの実装状況を把握して現物理モデルを整理する必要があります。また、新システムでは論理設計を先に行ってから実装方式を具体化するため、現論理モデルから始め、新物理モデルを先に置くこの並びは適切ではありません。
選択肢エ
これは不正解だよ。新システム側の「新論理モデル → 新物理モデル」という後半は、論理を定めてから実現方法を具体化する流れに沿っています。しかし前半が現論理モデル → 現物理モデルとなっており、現行の実装を分析して論理を抽出する順序を逆にしているため、全体として不適切です。
学習のポイント
物理モデルと論理モデルの役割、現行から新規へ進む設計順序を整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成21年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問16(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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