DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ

平成21年度春期 データベーススペシャリスト 午前Ⅰ 問15

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

企業内情報ネットワークやサーバにおいて,通常のアクセス経路以外で,侵入者が不正な行為に利用するために設置するものはどれか。

選択肢

  1. ア
    VoIP ゲートウェイ
  2. イ
    ストリクトルーティング
  3. ウ
    バックドア
  4. エ
    フォレンジック
解き方のヒントを見る

侵入経路を整理するための視点

選択肢を読むときは、個別の用語を覚えて当てはめるのではなく、侵入に至る流れを同じ切り口で整理し、説明がどの段階や関係に焦点を置いているかを落ち着いて確認しましょう。

この問題で問われていること

この問題では、各記述を見たときに、何を起点として、どの対象との関係を説明しているのかという一つの観点に絞り、表現の細部より整理の軸が一貫しているかを確認します。

視点

学習時は、用語の印象だけで判断せず、記述が示す出来事のつながりを同じ観点から読み取り、説明の対象と範囲を整理して比較できる形にします。

確認ポイント

  • 記述が説明する対象を一つの軸でそろえて読む
  • 出来事の順序や関係がどう組み立てられているか確認する
  • 用語の印象ではなく説明の範囲と前提を確認する
正解と解説を見る

正解

ウ

解説

通常のアクセス経路以外から侵入者が不正利用するために設置する仕組みは、システム内部への再侵入や不正操作を可能にするバックドアです。

理由

バックドアは、侵入者が通常の認証やアクセス経路を迂回して、システムやサーバへ再び侵入できるように仕掛けられた不正な入口です。設問の「通常のアクセス経路以外」および「不正な行為に利用するために設置」という条件に合致する。

比較

他の選択肢は、音声通信の接続装置、パケット転送経路の指定方法、またはデジタル証拠を調査する活動を表します。いずれも侵入者が不正利用するための隠れた入口そのものではないため、設問の説明には当てはまらない。

選択肢ア

これは不正解だよ。VoIPゲートウェイは、音声をIPネットワークで送受信するために、電話網とIPネットワークを接続する装置である。通信サービスを提供する正規のネットワーク機器であり、侵入者が通常の経路以外から不正操作するための仕掛けを指す用語ではない。

選択肢イ

これは不正解だよ。ストリクトルーティングは、送信するパケットが通過する経路をあらかじめ指定するルーティング方式である。パケット転送の経路制御に関する用語であり、侵入者がサーバへ再侵入するために設置する不正な入口を表していない。

選択肢ウ(正解)

これは正解だよ。バックドアは、侵入者が通常の認証やアクセス経路を迂回して、システムやサーバへ再び侵入するために仕掛ける隠れた入口である。設問の「通常のアクセス経路以外」から不正行為に利用するため設置するものという説明に一致する。

選択肢エ

これは不正解だよ。フォレンジックは、コンピュータやネットワークに残されたログ、ファイルなどを分析し、事故や不正行為の経緯を調査する活動である。侵入者が不正利用するために設置する入口ではなく、発生後の原因究明や証拠保全に用いられる。

学習のポイント

ネットワーク用語を、通信装置・経路制御・侵入手段・調査手法に分類して覚える。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成21年度春期 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅰ 問15(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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