DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ
令和2年度10月 データベーススペシャリスト 午前Ⅱ 問23
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア(1),(2),(3),(4)
- イ(2),(3),(1),(4)
- ウ(3),(1),(2),(4)
- エ(3),(2),(1),(4)
解き方のヒントを見る
障害対応の時系列を整理する視点
障害を検討するときは、個々の処理名を暗記するより、観測された変化を起点に、各判断が何を受けて行われ、次の状態へどうつながるかという因果の流れに注目しましょう。処理同士の前後関係を丁寧に追います。
この問題で問われていること
確認する観点は、障害の兆候を捉えた時点から、判断や状態の変化がどのように連鎖しているかです。各段階の目的と前提を問題文に照らし、時間の流れに沿って一貫して説明できるかを考えてください。
視点
処理を単独で判断せず、観測・判断・状態変化・次の対応というつながりに注目します。それぞれが何を前提としているかを整理し、時系列上の関係を自分の言葉で確認しましょう。
確認ポイント
- 各段階が何を受けて始まるか確認する
- 状態や役割の変化を時系列で整理する
- 前後の段階に矛盾がないか見直す
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
正しい順序は(3),(1),(2),(4)です。まずネットワークの正常性を確認し、次にディスクハートビートのログを調べて本番系の状態を確認する。その後に論理ドライブの専有権を取得してロックし、最後に本番系を強制シャットダウンする。
理由
待機系サーバは、いきなり論理ドライブの専有権を奪うのではなく、まず接続先スイッチを通じてネットワークが正常か確認する。次にディスクハートビートの書込みログを確認し、通信遅延などの可能性を調べる。確認後に専有権を奪ってロックし、最後に本番系を強制シャットダウンする。
比較
(3)はネットワークの状態確認、(1)はディスクハートビートのログ確認、(2)は共有論理ドライブの引継ぎ、(4)は本番系の停止です。共有資源の引継ぎや本番系の停止を確認より先に行うと、安全な切替手順にならない。
選択肢ア
これは不正解だよ。提示された順序では、最初にディスクハートビートのログを確認し、その後に論理ドライブの専有権を取得している。しかし公式設問の処理では、これらの前にスイッチへ接続状態を確認する処理(3)が必要であり、(1)から始める点が不適切である。
選択肢イ
これは不正解だよ。提示された順序は、ネットワーク状態の確認(3)より先に、待機系サーバが本番系の論理ドライブの専有権を奪ってロックする(2)構成である。共有資源を引き継ぐ前に通信状態とディスクハートビートを確認する必要があり、(2)の位置が早すぎる。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。最初にスイッチへ接続状態を確認する(3)ことでネットワークの正常性を調べ、次にディスクハートビートのログを確認する(1)。その後、待機系が論理ドライブの専有権を奪ってロックし(2)、最後に本番系がOSへシャットダウン要求を発行して強制シャットダウンする(4)順序である。
選択肢エ
これは不正解だよ。ネットワーク状態の確認(3)を最初に行う点は適切だが、その直後に論理ドライブの専有権を奪ってロックする(2)ため、ディスクハートビートのログ確認(1)が後回しになっている。共有資源の引継ぎ前に本番系の状態を確認する順序ではない。
学習のポイント
フェールオーバでは、状態確認を済ませてから共有資源を引き継ぐ順序が重要です。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和2年度10月 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問23(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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