DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ
令和2年度10月 データベーススペシャリスト 午前Ⅱ 問22
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アデバイスに印加した電圧によって,光の透過状態を変化させて表示する。
- イ電圧を印加した電極に,着色した帯電粒子を集めて表示する。
- ウ電圧をかけると光を発する薄膜デバイスを用いて表示する。
- エ半導体デバイス上に作成した微小な鏡の向きを変えて,反射することによって表示する。
解き方のヒントを見る
方式比較の見方を整えるヒント
電子ペーパーに関する設問では、方式の名称だけで判断せず、問われている比較軸と各説明の対応関係を整理し、設問全体の条件に合うかを一つずつ慎重かつ丁寧に照合しましょう。
この問題で問われていること
確認する観点は、設問が指定する評価軸と、各選択肢がその軸について述べる内容が一貫して対応しているかどうかです。表現の印象ではなく、条件との整合性に絞って見直します。
視点
方式ごとの説明を読むときは、まず何を比較している文章なのかを捉え、その後に同じ基準で各記述を見比べます。名称の印象や知識の連想だけで決めず、設問の条件と説明の結び付きが崩れていないかを確認することが大切です。
確認ポイント
- 設問が求めている比較軸を先に確認する
- 各説明を同じ基準で読み比べる
- 条件と記述の対応が一貫しているか見直す
正解と解説を見る
正解
イ
解説
電気泳動型電子ペーパは、電界によって着色した帯電粒子を移動させ、電極付近に集めて表示する方式です。液晶や発光素子、微小鏡を使う方式とは表示原理が異なる。
理由
電気泳動型電子ペーパでは、電圧を加えることで、液体中などの着色した帯電粒子を電極側へ移動させる。粒子の分布が変わることで、見る側に異なる色や明暗が現れ、表示内容を保持する。
比較
光の透過状態を変える方式、電圧で発光する方式、微小な鏡の反射方向を変える方式は、それぞれ別の表示原理です。したがって、電気泳動型の説明としては、帯電粒子の移動と電極への集積を述べたものが該当する。
選択肢ア
これは不正解だよ。電圧によって光の透過状態を変化させる説明は、液晶などの光学的な変調を利用する表示方式に当たる。電気泳動型電子ペーパの中心的な仕組みは、透過状態そのものを変えることではなく、着色した帯電粒子の位置を電界で変化させることである。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。電気泳動型電子ペーパは、電圧を印加した電極に、着色した帯電粒子を電界の作用で移動・集積させて表示する。粒子の分布によって見える色や明暗が変わるため、電気泳動型の表示原理を正しく説明している。
選択肢ウ
これは不正解だよ。電圧をかけると光を発する薄膜デバイスを用いる説明は、発光型の表示方式に関するものである。電気泳動型電子ペーパは、電圧によって自ら光を発する薄膜を使うのではなく、着色した帯電粒子の移動によって表示する。
選択肢エ
これは不正解だよ。半導体デバイス上の微小な鏡の向きを変えて反射表示する仕組みは、反射光を制御する別の表示方式である。電気泳動型電子ペーパでは、鏡の角度を変えるのではなく、電極に対する帯電粒子の位置を変えて表示する。
学習のポイント
電子ペーパの代表的な表示原理と、他の表示デバイスとの違いを区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和2年度10月 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問22(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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