DBデータベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ
令和2年度10月 データベーススペシャリスト 午前Ⅱ 問16
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アキーバリューストア
- イグラフデータベース
- ウ文書データストア
- エワイドカラムデータストア
解き方のヒントを見る
NoSQLの格納単位を見分ける視点
NoSQLでは、データモデルの考え方と、実際に情報をまとめて扱う格納単位を分けて捉えることが重要です。名称だけで判断せず、構造と利用場面の対応を整理しましょう。
この問題で問われていること
確認の中心を、各選択肢が想定するデータの構造と、読み書きのまとまりの対応関係に絞ります。用語の印象ではなく、どの単位で情報を管理する説明かを見比べてください。
視点
データモデルは情報の表し方や関連の捉え方を示し、格納単位はデータを管理・操作するまとまりを指すものとして、両者の役割を切り分けて整理します。
確認ポイント
- 説明が示すのは、データ全体の構造か、個々の管理単位かを確認する
- 関連付けの表現と、読み書きのまとまりが混同されていないかを確認する
- 用語の定義だけでなく、想定される利用場面との整合性を確認する
正解と解説を見る
正解
ア
解説
設問は、キーに対して一つの値を対応させ、データ間を疎結合にして分散配置しやすいNoSQLのデータモデルを問うている。この特徴はキーバリューストアに該当する。
理由
キーバリューストアは、キーを指定すると対応する一つの値を取得する単純なデータモデルです。値同士の関係を強く持たせないため、データ間が疎結合になりやすく、分散配置にも適している。
比較
グラフデータベースはノードとエッジで関係を表し、文書データストアは文書単位でデータを管理する。ワイドカラムデータストアは行や列の構成を柔軟に扱うモデルであり、設問の「キーに対して一つの値」という説明とは異なる。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。キーバリューストアは、キーとそれに対応する値を組み合わせてデータを管理する。値同士の関連を強く定義しないため疎結合になりやすく、データを複数の場所へ分散して配置しやすいという設問の特徴に合致する。
選択肢イ
これは不正解だよ。グラフデータベースは、データを頂点やノードとして表し、それらの関係を辺やエッジで明示的に管理する。データ間のつながりを扱うことが中心であり、キーに対して一つの値を対応させるモデルという設問の説明とは異なる。
選択肢ウ
これは不正解だよ。文書データストアは、JSONのような文書形式などで、複数の属性や入れ子構造を含むデータを文書単位で管理する。単一のキーと一つの値という単純な対応関係を基本とする設問のモデルには該当しない。
選択肢エ
これは不正解だよ。ワイドカラムデータストアは、行ごとに異なる列を持たせるなど、列の構成を柔軟に扱うデータモデルである。キーに一つの値だけを対応させるキーバリュー型の説明を直接表すものではないため、設問の条件とは一致しない。
学習のポイント
NoSQLは名称だけでなく、データ構造とデータ間の関係性で分類する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和2年度10月 データベーススペシャリスト試験 午前Ⅱ 問16(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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