AUシステム監査技術者試験 午前Ⅰ

令和7年度秋期 システム監査技術者 午前Ⅰ 問30

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

意匠法において、保護の対象となり得るものはどれか。

選択肢

  1. ア
    独自のGUI
  2. イ
    独自のアルゴリズム
  3. ウ
    独自の通信プロトコル
  4. エ
    独自のビジネスモデル
解き方のヒントを見る

保護対象を整理する一つの視点

意匠法の保護対象を考えるときは、各選択肢の表現をそのまま覚えるのではなく、制度が保護しようとする対象の捉え方に照らして、問いが求める区別の軸を確認しましょう。落ち着いて整理します。

この問題で問われていること

選択肢ごとの細かな語句や印象に引きずられず、問題が尋ねている保護対象の範囲を、同じ基準で比較できているかという一点に集中して検討してください。表現の違いだけで判断しないことが重要です。

視点

保護対象を区別する際は、個別の名称や暗記した言い回しではなく、制度上どの観点で対象を捉え、選択肢がその観点をどのように表しているかを対応づけて整理します。

確認ポイント

  • 問いが求めている区別の軸を一つに定める
  • 各選択肢を同じ観点で読み比べる
  • 語句の印象ではなく対象の捉え方に注目する
正解と解説を見る

正解

ア

解説

意匠法は、物品や画像などについて、視覚を通じて認識されるデザイン上の特徴を保護対象とします。このため、独自性のある画面デザインは対象となり得ますが、アルゴリズム、通信プロトコル、ビジネスモデルのような仕組み自体は、この設問の保護対象には該当しません。

理由

意匠法で保護され得るのは、視覚を通じて認識される物品や画像などのデザインです。独自性のあるGUIは画面の構成や表示の見た目に関するため、意匠法による保護対象となり得ます。したがって、正答はアです。

比較

アルゴリズムは処理手順、通信プロトコルは通信の規約、ビジネスモデルは事業の仕組みを示します。これらはそれぞれ独自性があっても、設問が問う視覚的なデザインそのものではありません。GUIのような画面デザインとの違いを整理すると判断できます。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。GUIは、利用者が画面を見て認識する配置、形状、色彩、表示構成などの視覚的なデザインに関するものです。意匠法が保護対象とするデザインの性質に合致するため、独自性のあるGUIは保護の対象となり得ます。

選択肢イ

これは不正解だよ。アルゴリズムは、入力に対してどのような処理をどの順序で行うかという計算や処理手順を示すものです。独自の内容であっても、視覚を通じて認識されるデザインそのものではないため、この設問における意匠法の保護対象とはいえません。

選択肢ウ

これは不正解だよ。通信プロトコルは、機器やシステム間でデータを送受信する際の手順や規約を定めるものです。独自の規約であっても、画面や物品の見た目に関する視覚的なデザインではないため、意匠法の保護対象として選ぶことはできません。

選択肢エ

これは不正解だよ。ビジネスモデルは、商品やサービスを提供して収益を得る方法など、事業の仕組みを表すものです。独自性があっても視覚的に認識されるデザインそのものではないため、意匠法における保護対象となり得るものには該当しません。

学習のポイント

意匠法の保護対象と、技術・通信・事業の仕組みを区別する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度秋期 システム監査技術者試験 午前Ⅰ 問30(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

関連する過去問一覧

IPA Advancedは非公式の学習サイトです。解説にはAIによる補助生成を含む場合があります。公式の問題冊子・解答例・採点講評を優先し、誤りは確認後に訂正します。運営・編集方針