AUシステム監査技術者試験 午前Ⅰ
令和5年度秋期 システム監査技術者 午前Ⅰ 問9
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題

選択肢
- アロールフォワード:T2、 T5、ロールバック:T6
- イロールフォワード:T2、 T5、ロールバック:T3、 T6
- ウロールフォワード:T1、 T2、 T5、ロールバック:T6
- エロールフォワード:T1、 T2、 T5、ロールバック:T3、 T6
解き方のヒントを見る
障害後の状態を追う視点整理
障害回復を考えるときは、処理の途中で記録された情報と、復旧後に確認できる状態の対応関係に注目します。個別の方式名や手順を先に当てはめず、どの時点の状態を説明しようとしているかを整理しましょう。
この問題で問われていること
一つの観点として、障害の前後で「処理の状態」と「記録に残る情報」がどう結び付くかを確認します。各記述が示す時点と、その説明を支える根拠の対応だけを見比べてください。
視点
処理の進み具合と記録の関係を時系列で整理し、障害前後の説明に飛躍や取り違えがないかを確認します。
確認ポイント
- 記述が示す時点を整理する
- 状態を裏付ける記録に注目する
- 前後の説明に矛盾がないか確認する
正解と解説を見る
正解
ア
解説
障害発生後は、チェックポイント後にコミットされた更新処理をロールフォワードし、障害時点で未完了かつ更新を行った処理をロールバックする。チェックポイント前にコミット済みの処理や、読出しだけの未完了処理は対象外です。
理由
T2とT5はチェックポイント後にコミットされているため、障害発生後に処理を再実行するロールフォワードの対象となる。T6は障害発生時点で未コミットであり、書込みを含むためロールバックする。
比較
T1はチェックポイントより前にコミット済みなので再実行不要です。T3とT4は未コミットでも読出しだけでデータベースを変更しないため、ロールバック対象にはならない。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。T2とT5はチェックポイント後にコミット済みで、障害後に再実行するロールフォワードの対象である。T6は書込みを含む未コミット処理なのでロールバックする。T1はチェックポイント前に完了し、T3とT4は読出しだけなので、この組合せが適切である。
選択肢イ
これは不正解だよ。T2とT5のロールフォワードは適切だが、T3をロールバックに含めている点が誤りである。T3は障害時点で未コミットでも、処理内容は読出しだけでデータベースを更新しないため、取消しによる復旧処理を行う必要がない。
選択肢ウ
これは不正解だよ。T2とT5のロールフォワード、T6のロールバックは適切である。しかしT1はチェックポイントより前にコミット済みであり、その処理結果は既に復旧の基準に反映されている。したがってT1をロールフォワードに追加する必要はない。
選択肢エ
これは不正解だよ。T2とT5をロールフォワードし、T6をロールバックする部分は適切である。一方、T1はチェックポイント前にコミット済みなので再実行不要であり、T3は読出しだけなのでロールバック不要である。両方を追加しているため誤りとなる。
学習のポイント
コミット状態、チェックポイント、更新処理の三つを分けて復旧対象を判断する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度秋期 システム監査技術者試験 午前Ⅰ 問9(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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