AUシステム監査技術者試験 午前Ⅰ

令和5年度秋期 システム監査技術者 午前Ⅰ 問10

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

サブネットマスクが255.255.252.0のとき、IPアドレス172.30.123.45のホストが属するサブネットワークのアドレスはどれか。

選択肢

  1. ア
    172.30.3.0
  2. イ
    172.30.120.0
  3. ウ
    172.30.123.0
  4. エ
    172.30.252.0
解き方のヒントを見る

境界を見極めるための整理

与えられた情報を同じ基準で整理し、対象となる範囲と境界の関係を段階的に確認しましょう。途中の判断を急がず、各条件が何を表すかを丁寧に読み分けることが大切です。

この問題で問われていること

一つの観点として、示された値や区切りが表す範囲の境界に注目し、全体の条件と矛盾しないかを順番に照合してください。

視点

まず与えられた情報を役割ごとに分け、範囲を決める要素と個別の位置を示す要素を区別します。そのうえで、境界をどこに置くかという判断が、問題全体の条件と整合しているかを確認します。

確認ポイント

  • 各情報が示す対象と役割を区別できているか
  • 範囲の境界を決める条件を一つずつ確認したか
  • 判断した結果が全体の前提と矛盾していないか
正解と解説を見る

正解

イ

解説

サブネットマスク255.255.252.0はプレフィックス長22ビットに相当する。第3オクテットの増分は256−252=4であり、123は120から123までの範囲に含まれる。ホスト部を0にすると、サブネットワークアドレスは172.30.120.0となる。

理由

第3オクテットのブロックサイズは、8ビットの最大値256からマスク値252を引いて、256−252=4となる。123が属する境界は120であり、第3オクテットは120から123までが同一範囲となる。第4オクテットはホスト部なので0にする。

計算

ビット単位では、第3オクテットについて123(01111011)と252(11111100)のANDを取り、01111000、すなわち120を得る。第4オクテットは45(00101101)と0(00000000)のANDで0となるため、172.30.120.0がネットワークアドレスです。

選択肢ア

これは不正解だよ。172.30.3.0は第3オクテットが3であり、対象ホストの第3オクテット123が属するサブネット境界の範囲から外れている。255.255.252.0では第3オクテットは4刻みで区切られるため、3をそのままネットワークアドレスとして使うことはできない。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。第3オクテットのブロックサイズは256−252=4で、123は120〜123の範囲に含まれる。ホスト部を0にすると第3オクテットは120、第4オクテットは0になるため、サブネットワークアドレスは172.30.120.0となる。

選択肢ウ

これは不正解だよ。172.30.123.0は第4オクテットだけを0にした値であり、第3オクテット123の下位2ビットをホスト部として0にしていない。マスク252では第3オクテットも4刻みの境界に合わせる必要があるため、ネットワークアドレスにはならない。

選択肢エ

これは不正解だよ。172.30.252.0は第3オクテットを252としているが、対象IPアドレスの第3オクテット123からサブネットマスクを適用して得られる値ではない。第3オクテットは4刻みで区切られ、123を含む範囲の開始値を求める必要がある。

学習のポイント

サブネットマスクからブロックサイズを求め、ネットワークアドレスを決定する方法

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和5年度秋期 システム監査技術者試験 午前Ⅰ 問10(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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