AUシステム監査技術者試験 午前Ⅰ
平成28年度春期 システム監査技術者 午前Ⅰ 問7
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア1バイト単位でデータの消去及び書込みが可能な不揮発性のメモリであり,電源遮断時もデータ保持が必要な用途に用いられる。
- イ不揮発性のメモリでNAND型又はNOR型があり,SSDに用いられる。
- ウメモリセルはフリップフロップで構成され,キャッシュメモリに用いられる。
- エリフレッシュ動作が必要なメモリであり,PCの主記憶として用いられる。
解き方のヒントを見る
記憶方式を見分ける整理の視点
主記憶装置を考えるときは、用語の印象だけで判断せず、情報がどのように保持され、必要なときにどう扱われるかという観点をそろえて、各選択肢の説明を読み比べましょう。
この問題で問われていること
この問題では、装置名を覚えているかよりも、記憶の仕組みを説明する文章が、保持・参照・更新という同じ観点で一貫しているかを、表現に惑わされず確認することに集中しましょう。
視点
記憶方式を整理するときは、情報の保持のされ方、利用時の扱われ方、内容が変化する場面を同じ尺度で並べます。個別の名称から連想を広げず、説明の観点をそろえて比較することが大切です。
確認ポイント
- 各説明が同じ観点から記憶の扱いを述べているか確認する
- 保持と利用に関する説明の視点が途中で混ざっていないか確認する
- 用語の印象ではなく文章全体の対応関係を確認する
正解と解説を見る
正解
エ
解説
DRAMはコンデンサに電荷を蓄えて情報を記憶する揮発性メモリです。電荷が失われないよう定期的なリフレッシュが必要ですが、容量を大きくしやすいため、PCの主記憶に広く用いられます。
理由
DRAMは記憶セルに蓄えた電荷によって情報を保持するため、時間の経過で電荷が失われます。そのため、一定間隔で内容を再書込みするリフレッシュ動作が必要です。また、電源を切るとデータは保持されません。
比較
DRAMは大容量化しやすく、PCの主記憶に使われます。一方、NAND型・NOR型フラッシュメモリは不揮発性でSSDなどに使われ、フリップフロップを用いるSRAMはリフレッシュ不要でキャッシュメモリに使われます。
選択肢ア
これは不正解だよ。この説明は、1バイト単位で消去・書込みができる不揮発性メモリを示しています。DRAMは電荷を使う揮発性メモリで、電源を遮断するとデータを保持できず、記述された用途や性質とは一致しません。
選択肢イ
これは不正解だよ。この説明は、不揮発性でNAND型またはNOR型をとるフラッシュメモリの説明です。フラッシュメモリはSSDなどに用いられますが、DRAMは揮発性であり、記憶内容を保つための仕組みも異なります。
選択肢ウ
これは不正解だよ。フリップフロップでメモリセルを構成するのはSRAMの特徴で、キャッシュメモリに用いられます。DRAMのセルは電荷を利用して記憶し、内容を維持するためにリフレッシュ動作が必要なので、この説明とは異なります。
選択肢エ(正解)
これは正解だよ。DRAMは記憶した電荷が時間とともに失われるため、定期的なリフレッシュ動作が必要な揮発性メモリです。大容量化しやすい特徴から、PCの主記憶として用いられています。
学習のポイント
DRAMの記憶方式、揮発性、リフレッシュ動作、主記憶用途の関係を整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅰ 問7(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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