AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ

令和7年度秋期 システム監査技術者 午前Ⅱ 問18

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

JIS Q 27002:2024(情報セキュリティ管理策)におけるサイバーセキュリティ概念を構成する五つの属性値はどれか。

選択肢

  1. ア
    識別,検知,分析,対応,是正
  2. イ
    識別,防御,検知,対応,復旧
  3. ウ
    防御,検知,分析,対応,復旧
  4. エ
    防御,分析,対応,復旧,是正
解き方のヒントを見る

属性の役割を整理する視点

各選択肢を個別に覚えるのではなく、問われている属性が何を守るための観点なのか、また他の属性とどのような関係で整理されるのかを意識して読み比べましょう。

この問題で問われていること

今回の確認では、各候補が示す内容を、対象となる情報や活動への影響という一つの観点から読み取り、その属性が担う役割と、似た観点との境界を慎重に見比べることに集中してください。

視点

情報セキュリティの属性を整理するときは、用語の暗記だけでなく、何を対象にし、どの目的に関わり、どのような影響を評価する言葉なのかという枠組みで捉えます。候補同士を比べる際は、表現の一部ではなく、問われている観点の中心が一致しているかを確認しましょう。

確認ポイント

  • 選択肢が説明している対象と、守ろうとしているものの対応を確認する
  • 表現の印象ではなく、その説明の中心となる役割に注目する
  • 別の属性との違いを、役割の置かれている位置から見比べる
正解と解説を見る

正解

イ

解説

JIS Q 27002:2024におけるサイバーセキュリティ概念の五つの属性値は、識別、防御、検知、対応、復旧です。したがって、これらを並べたイが適切です。

理由

設問の五つの属性値は、対象やリスクを識別し、脅威から防御し、異常を検知し、事象に対応し、その後に復旧するという構成です。選択肢イはこの五つを過不足なく示している。

比較

他の選択肢は、分析や是正を含める一方で、識別、防御、検知、対応、復旧のいずれかを外している。設問は個別の管理活動の例ではなく、五つの属性値の組合せを問うため、用語の置換や欠落がある選択肢は適切でない。

選択肢ア

これは不正解だよ。識別と検知、対応は含まれているが、防御と復旧ではなく分析と是正になっている。設問が示す五つの属性値の組合せでは、分析や是正を入れることで必要な属性値が欠けるため、この並びは該当しない。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。識別,防御,検知,対応,復旧の五つをすべて含んでおり、設問が尋ねるサイバーセキュリティ概念の属性値と一致する。対象を把握し、備え、異常を見つけ、対処し、元の状態へ戻す流れとして整理できる。

選択肢ウ

これは不正解だよ。防御,検知,対応,復旧は含まれているが、識別ではなく分析が入っている。五つの属性値の組合せとしては、分析を加えることによって識別が欠けてしまうため、設問の条件を満たさない。

選択肢エ

これは不正解だよ。防御,対応,復旧は含まれているものの、識別と検知の代わりに分析と是正が置かれている。必要な属性値が複数欠け、別の活動を表す語に置き換わっているため、正しい五つの組合せではない。

学習のポイント

サイバーセキュリティ活動を、識別から復旧までの流れで整理する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和7年度秋期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問18(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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