AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ
令和3年度秋期 システム監査技術者 午前Ⅱ 問22
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア2.4GHz帯を使用する無線通信方式であり,一つのマスタと最大七つのスレープから成るスター型ネットワークを構成する。
- イ5.8GHz帯を使用する近距離の無線通信方式であり,有料道路の料金所のETCなどで利用されている。
- ウ下位層にIEEE 802.15.4を使用する低消費電力の無線通信方式であり,センサネットワークやスマートメータなどへの応用が進められている。
- エ広い周波数帯にデータを拡散することによって高速な伝送を行う無線通信方式であり,近距離での映像や音楽配信に利用されている。
解き方のヒントを見る
通信規格を整理する考え方
無線通信規格を比べるときは、名称や印象だけで判断せず、利用場面と要求条件を軸に、各選択肢がどの観点を説明しているかを落ち着いて照合しましょう。複数の根拠を分けて考えることが大切です。
この問題で問われていること
一つの観点に絞り、通信を使う場面で何を優先する設計なのかを読み取り、その優先事項と説明内容の対応だけを確認してください。
視点
規格の説明を読む際は、まず想定される利用場面や制約を捉え、次に示されている性質がどの要求に関係するかを整理します。名称の連想ではなく、説明同士の対応関係に注目しましょう。
確認ポイント
- 利用場面と、そこで重視される要求が結び付いているか確認する。
- 説明されている性質が、どの要求に対応する観点か確認する。
- 名称の印象ではなく、文中の条件と説明の関係を確認する。
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
ZigBeeは、IEEE 802.15.4を下位層に用いる低消費電力の無線通信方式で、センサネットワークやスマートメータなどへの応用が進められている。
正しい特徴
ZigBeeはIEEE 802.15.4を下位層に使用する無線通信方式であり、低消費電力で動作する機器を含むセンサネットワークやスマートメータなどへの応用が進められている。
選択肢の比較
アはスター型の構成条件、イはETCの通信方式、エは広帯域で高速伝送する方式の説明であり、ZigBeeの特徴として示された内容とは一致しない。
選択肢ア
これは不正解だよ。2.4GHz帯を使用する点だけではZigBeeの特徴を十分に表さない。ZigBeeを、一つのマスタと最大七つのスレーブによるスター型に限定する説明も、設問が示す低消費電力・IEEE 802.15.4・用途の特徴とは一致しない。
選択肢イ
これは不正解だよ。5.8GHz帯を使い、有料道路の料金所で利用されるETCの説明であり、ZigBeeの通信方式を説明していない。ZigBeeの特徴として問われているIEEE 802.15.4、低消費電力、センサ用途との対応もない。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。ZigBeeは下位層にIEEE 802.15.4を使用する低消費電力の無線通信方式である。センサネットワークやスマートメータなどへの応用が進められているという説明も、ZigBeeの特徴と一致している。
選択肢エ
これは不正解だよ。広い周波数帯にデータを拡散して高速伝送し、近距離の映像や音楽配信に使う方式の説明である。ZigBeeは低消費電力でセンサネットワークなどに利用される方式なので、目的と用途が異なる。
学習のポイント
無線通信方式は、規格・電力特性・用途を関連付けて覚える。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和3年度秋期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問22(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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