AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ
令和3年度秋期 システム監査技術者 午前Ⅱ 問4
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア監査ポイントを網羅したチェックリストである。
- イシステム監査人の行為規範である。
- ウシステム監査の効率的・効果的遂行を可能にする監査上の判断尺度である。
- エシステムの品質を確保するための管理指針である。
解き方のヒントを見る
基準の役割を整理する視点
この分野では、基準が何を達成するために置かれ、どの範囲で利用されるものかを切り分けて考えることが大切です。用語の印象だけで判断せず、役割と適用場面の関係に注目しましょう。
この問題で問われていること
確認の中心は、示されている内容が監査の目的そのものを述べているのか、それとも実施方法・個別手続・評価結果など別の層を説明しているのかを区別し、丁寧に確認することです。
視点
基準について考えるときは、目的、役割、適用される場面、実施手順などの説明の層を分け、記述がどの範囲を扱っているかを整理します。
確認ポイント
- その記述は、基準の目的・役割・適用範囲のどれに関係するか。
- 監査全体の考え方と、個別の実施手順が混同されていないか。
- 対象となる利用者や場面との関係が、説明の中で整合しているか。
正解と解説を見る
正解
イ
解説
システム監査基準(平成30年)は、システム監査人が監査を実施する際の基本的な行動や職業上の在り方を示す行為規範です。チェックリストや管理指針そのものではありません。
理由
システム監査基準(平成30年)は、システム監査人が監査を行う際に守るべき基本的な考え方や行動の在り方を示す行為規範です。したがって、監査人の行為規範であるとするイが適切です。
比較
監査ポイントを並べたチェックリスト、監査上の判断に用いる別の基準・指針、システム品質の管理指針とは役割が異なる。システム監査基準そのものを、監査項目一覧や判断尺度、品質管理の指針と捉える説明は適切ではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。システム監査基準は、監査ポイントを網羅したチェックリストそのものではない。チェックリストは具体的な確認項目を整理した補助資料であり、基準が示す監査人の基本的な行為や姿勢とは役割が異なる。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。システム監査基準(平成30年)は、システム監査人が監査を実施する際の基本的な考え方や行動の在り方を示す行為規範である。監査項目を列挙するチェックリストではなく、監査人の行為を律する基準として捉える。
選択肢ウ
これは不正解だよ。監査上の判断尺度という説明は、システム監査基準の位置付けと異なる。基準は監査人の行為規範であり、監査上の判断に用いる別の基準・指針そのものとして説明する選択肢ウは適切ではない。
選択肢エ
これは不正解だよ。システムの品質を確保するための管理指針は、システムの開発や運用を管理する側の指針を指す説明である。システム監査基準は、システムの品質管理方法ではなく、監査人の行為規範を示すものである。
学習のポイント
監査基準の役割と、チェックリスト・判断尺度・管理指針との違いを整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和3年度秋期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問4(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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