AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ
平成29年度春期 システム監査技術者 午前Ⅱ 問24
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アPOSシステムなどで収集した販売情報から,顧客が買物をした際の購入商品の組合せを分析する。
- イ網の目状に一定の経線と緯線で区切った地域に対して,人口,購買力など様々なデータを集計し,より細かく地域の分析を行う。
- ウ一定の目的で地域を幾つかに分割し,各地域にオピニオンリーダを選んで反復調査を行い,地域の傾向や実態を把握する。
- エ商品ごとの販売金額又は粗利益額を高い順に並べ,その累計比率から商品を三つのランクに分けて商品分析を行い,売れ筋商品を把握する。
解き方のヒントを見る
目的を見極めるための視点
データ分析手法を検討するときは、名称や印象だけで判断せず、分析によって何を明らかにしたいのか、対象となるデータや得たい結果が目的と整合しているかを順に確認しましょう。
この問題で問われていること
一つの観点として、各手法が扱おうとしている問いと、分析後に得たい知識の種類が対応しているかに注目し、目的と手段の関係を丁寧に整理し、両者のずれを見落とさないようにしてください。
視点
分析手法は、入力するデータの性質と、明らかにしたい問いの関係から考えます。まず目的を言葉にし、その目的に必要な結果が何かを整理したうえで、手法の役割が合っているかを確認します。
確認ポイント
- 分析で最終的に明らかにしたい問いを一文で表せるか確認する。
- 扱うデータの種類や前提が、目的に対して適切か確認する。
- 得られる結果が、当初の目的にどう役立つか確認する。
正解と解説を見る
正解
ア
解説
マーケットバスケット分析は、POSなどの購買履歴を用いて、顧客が同時に購入する商品の組合せや関連性を分析する手法です。
理由
マーケットバスケット分析では、レシートやPOSシステムの販売情報を基に、どの商品が一緒に購入されやすいかを調べる。これにより、商品の陳列、販促、推薦などに役立つ購買パターンを把握できる。
比較
地域を細分化して人口や購買力を分析する方法、代表者への反復調査、販売額や粗利益による順位付けは、それぞれ別の分析手法です。商品間の購入組合せを直接扱う点が判断のポイントになる。
選択肢ア(正解)
これは正解だよ。POSシステムなどで得られる販売情報から、顧客が一度の買物で購入した商品の組合せを分析する内容は、マーケットバスケット分析の定義に一致する。併買されやすい商品を把握し、陳列や販促の検討にも活用できる。
選択肢イ
これは不正解だよ。経線と緯線などで区切った地域について、人口や購買力などを集計して細かな地域差を調べる内容であり、地理的な単位を対象とする分析である。顧客の購入商品の組合せを分析する手法とは対象と目的が異なる。
選択肢ウ
これは不正解だよ。地域ごとにオピニオンリーダを選び、繰り返し調査して傾向や実態を把握する内容である。これは地域や集団への調査に関する説明であり、POSの購買履歴から商品の同時購入関係を分析する方法ではない。
選択肢エ
これは不正解だよ。商品を販売金額や粗利益額の順に並べ、累計比率によって三つのランクに分類する内容は、商品の重要度や売れ筋を把握する分析である。商品の購入組合せや併買関係を調べるマーケットバスケット分析とは異なる。
学習のポイント
購買履歴から商品間の組合せを分析する点を理解する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成29年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問24(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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