AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ
平成27年度春期 システム監査技術者 午前Ⅱ 問23
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- ア意図した保守者によって,製品又はシステムが修正することができる有効性及び効率性の度合い
- イ明記された状態(条件)で使用する資源の量に関係する性能の度合い
- ウ明示された時間帯で,明示された条件下に,システム,製品又は構成要素が明示された機能を実行する度合い
- エ明示された条件下で使用するとき,明示的ニーズ及び暗黙のニーズを満足させる機能を,製品又はシステムが提供する度合い
解き方のヒントを見る
品質特性を整理する基本視点
各選択肢を読むときは、用語の印象や似た表現に引っ張られず、何を対象に、どの性質を、どの条件や利用場面で評価している説明なのかを切り分けて、文全体の対応関係を確認しましょう。
この問題で問われていること
一つの説明文について、評価の対象・着目している性質・評価される条件や場面の三者が、無理なく対応しているかという観点だけに絞って読み比べてください。
視点
品質に関する用語は、言葉の響きだけで判断せず、説明が示す対象、評価の観点、成立する条件を分けて捉え、三者の関係が一貫しているかを確認します。
確認ポイント
- 説明の対象が何を指しているかを確認する
- 評価している性質や観点を一つに整理する
- 条件や利用場面との対応が自然かを見直す
正解と解説を見る
正解
イ
解説
性能効率性は、明記された状態や条件で使用する資源の量に関係する性能の度合いを示します。修正、機能実行の確実さ、機能提供とは異なる観点です。
理由
性能効率性は、明記された状態や条件で使用する資源の量に関係する性能の度合いをいう。処理性能だけでなく、資源量との関係を含めて定義されている点が重要です。
比較
修正のしやすさは保守性、明示された時間帯や条件で機能を実行する度合いは信頼性、必要な機能を提供する度合いは機能適合性に関係する。
選択肢ア
これは不正解だよ。意図した保守者によって製品又はシステムを修正できる有効性及び効率性の度合いは、保守に関する品質特性を説明している。資源の量に関係する性能の度合いを示す性能効率性の定義ではない。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。明記された状態や条件で使用する資源の量に関係する性能の度合いは、性能効率性の定義に一致する。処理の速さだけでなく、指定された条件における資源量との関係を含む点が根拠である。
選択肢ウ
これは不正解だよ。明示された時間帯と条件下で、システム、製品又は構成要素が明示された機能を実行する度合いは、信頼性の定義である。機能を正しく実行できるかという観点であり、性能効率性の定義ではない。
選択肢エ
これは不正解だよ。明示的ニーズ及び暗黙のニーズを満足させる機能を、製品又はシステムが提供する度合いは、機能適合性に関する定義である。資源の量に関係する性能を示す性能効率性とは対象が異なる。
学習のポイント
品質特性は、定義に含まれる対象と条件を手掛かりに分類する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成27年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問23(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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