AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ
平成26年度春期 システム監査技術者 午前Ⅱ 問19
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アアクティビティ図
- イコミュニケーション図
- ウシーケンス図
- エユースケース図
解き方のヒントを見る
相互作用の時間の流れを読む視点
図の名称や配置だけで判断せず、参加する要素どうしのやり取りが、時間の経過に沿ってどのように並び、順序の違いが何を表しているかを丁寧に追って整理しましょう。全体の流れと個々の関係を分けて確認するのがポイントです。
この問題で問われていること
確認する観点は、やり取りの前後関係です。各要素の位置や見た目に引きずられず、どの出来事が先に起こり、次のやり取りへどうつながるかを、問題文の記述と照らして一貫して確認してください。
視点
相互作用を読むときは、登場する要素の関係と、時間に沿った出来事の並びを切り分けて整理します。表現の形ではなく、順序が示す意味に注目しましょう。
確認ポイント
- やり取りの前後関係を追えているか
- 登場する要素と出来事を区別できているか
- 全体の流れを一貫して説明できるか
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
UML 2.0でオブジェクト間の相互作用を時間の経過に注目して記述するのはシーケンス図です。ライフラインを縦方向に配置し、メッセージの送受信順序を時間の流れとして表現する。
理由
シーケンス図は、相互作用するオブジェクトをライフラインとして示し、オブジェクト間で交換されるメッセージを時間順に並べて表現する。したがって、設問の条件に合致する。
比較
アクティビティ図は処理や業務の流れ、コミュニケーション図はオブジェクト間の関係とメッセージ、ユースケース図は利用者とシステムの機能要求を主に表す。時間経過に沿った相互作用の記述という観点では、シーケンス図が適切です。
選択肢ア
これは不正解だよ。アクティビティ図は、処理や業務がどのような流れで進むかを、アクションや分岐、並行処理などによって表す図である。オブジェクト間のメッセージ交換を時間順に詳しく記述することが主目的ではないため、設問の条件とは一致しない。
選択肢イ
これは不正解だよ。コミュニケーション図は、オブジェクト間のリンクやメッセージの関係を示す相互作用図である。ただし、時間の経過を縦方向の並びで明確に表すことより、構造的な関係とメッセージのつながりを重視するため、この設問の記述方法には該当しない。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。シーケンス図は、相互作用するオブジェクトをライフラインとして配置し、メッセージの送受信を時間の経過に沿って上から下へ示す。オブジェクト間の相互作用を時間的な順序に注目して記述するという設問の条件に合致する。
選択肢エ
これは不正解だよ。ユースケース図は、利用者などのアクターとシステムが提供する機能であるユースケースとの関係を表す図である。システムの要求や利用範囲を整理するためのもので、オブジェクト間のメッセージ交換を時間順に記述する図ではない。
学習のポイント
UMLの各図について、表現対象と時間的な順序の有無を整理する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成26年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問19(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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