AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ

平成26年度春期 システム監査技術者 午前Ⅱ 問6

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

表はコンピュータを利用して行うシステム監査技法についてまとめたものである。 (1)~(4)の組合せとして,適切なものはどれか。
システム監査技法と主な機能の対応表。列はシステムのテスト,(1)~(4),稼働中オンラインシステムからのデータ抽出。テストデータ法からコード比較法まで8技法との対応を○で示し,下段に(1)~(4)の組合せ4択を示す。
システム監査技法と主な機能の対応表。列はシステムのテスト,(1)~(4),稼働中オンラインシステムからのデータ抽出。テストデータ法からコード比較法まで8技法との対応を○で示し,下段に(1)~(4)の組合せ4択を示す。

選択肢

  1. ア
    (1)稼働中オンラインシステムのテスト,(2)プログラム変更の検証,(3)データの抽出,(4)プログラムロジックの分析
  2. イ
    (1)稼働中オンラインシステムのテスト,(2)プログラムロジックの分析,(3)プログラム変更の検証,(4)データの抽出
  3. ウ
    (1)データの抽出,(2)稼働中オンラインシステムのテスト,(3)プログラムロジックの分析,(4)プログラム変更の検証
  4. エ
    (1)データの抽出,(2)プログラムロジックの分析,(3)稼働中オンラインシステムのテスト,(4)プログラム変更の検証
解き方のヒントを見る

監査技法を見分ける視点とは

各選択肢を個別に覚えるのではなく、監査の目的に対して、どの証拠をどの段階で確かめる考え方なのかを読み取り、手続の位置づけを同じ基準で比べてください。さらに、説明全体が一貫した役割を示しているかも確認しましょう。

この問題で問われていること

一つの観点として、記述が示す監査手続と、そこで得られる証拠の関係に注目してください。実施時点や確認対象が目的と整合するかを、問題文の表現に沿って整理し、説明の焦点がぶれていないかを見ます。

視点

監査技法を整理するときは、名称の印象よりも、監査人が何を確かめるために、どの情報や記録をどのように扱う場面かという役割に着目します。手続の目的と証拠の結び付きが一貫しているかを比較すると、用語の暗記だけに頼らず判断できます。

確認ポイント

  • 記述が示す監査上の目的と、確認しようとしている対象が対応しているか
  • 証拠の入手・確認が行われる場面と、手続の役割が混同されていないか
  • 用語の語感ではなく、目的・対象・証拠の関係を同じ基準で比較できるか
正解と解説を見る

正解

イ

解説

表の丸印を技法ごとに読むと、(1)は稼働中オンラインシステムのテスト、(2)はプログラムロジックの分析、(3)はプログラム変更の検証、(4)はデータの抽出に対応するため、組合せはイとなる。

理由

テストデータ法やITF法はシステムのテストに関係し、表ではITF法が(1)にも対応している。並行シミュレーション法、スナップショット法、トレーシング法はプログラムの処理内容を確認するため、(2)はプログラムロジックの分析と判断できる。

比較

コード比較法はプログラム変更の検証に対応するので(3)です。汎用監査ソフトウェア法には(4)の丸印があり、組込み監査モジュール法には(4)に加えて稼働中のオンラインシステムからのデータ抽出の丸印がある。この対応から、(4)はデータの抽出となる。

選択肢ア

これは不正解だよ。表の対応では、(2)はプログラム変更の検証ではなく、並行シミュレーション法、スナップショット法、トレーシング法に共通するプログラムロジックの分析である。また、(3)と(4)の対応も表の丸印と一致しない。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。表の丸印から、(1)は稼働中オンラインシステムのテスト、(2)はプログラムロジックの分析、(3)はプログラム変更の検証、(4)はデータの抽出となる。各技法の主な機能との対応が表全体と一致している。

選択肢ウ

これは不正解だよ。データの抽出は、組込み監査モジュール法に対応する機能として表に示されているため、(1)ではない。また、(2)を稼働中オンラインシステムのテストとする対応も、表の技法別の丸印と合わない。

選択肢エ

これは不正解だよ。データの抽出を(1)とする点が表の対応と異なる。さらに、(3)は稼働中オンラインシステムのテストではなく、コード比較法に対応するプログラム変更の検証であり、(4)もその対応ではない。

学習のポイント

監査技法の名称ではなく、表の丸印が示す主な機能を技法ごとに対応付ける。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成26年度春期 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問6(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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