AUシステム監査技術者試験 午前Ⅱ

平成23年度特別 システム監査技術者 午前Ⅱ 問25

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

ナレッジマネジメントのプロセスモデルであるSECIモデルにおいて,Iに入るものはどれか。
共同化から表出化,表出化から連結化,連結化からI,Iから共同化へ循環するSECIモデルの図。
共同化から表出化,表出化から連結化,連結化からI,Iから共同化へ循環するSECIモデルの図。

選択肢

  1. ア
    国際化(Internationalization)
  2. イ
    情報化(Informatization)
  3. ウ
    初期化(Initialization)
  4. エ
    内面化(Internalization)
解き方のヒントを見る

知識変換を整理する視点の要点

SECIモデルを考えるときは、知識が個人や集団の中でどのような形で扱われ、共有・表現・再構成されるかに注目し、用語同士の関係や順序の違いを丁寧に整理しましょう。

この問題で問われていること

この問題では、暗黙知と形式知を別々の定義として暗記するのではなく、知識の状態や扱われ方が変わる過程を一つの流れとして捉え、各段階の特徴を比較することに集中してください。

視点

暗黙知は経験や勘のように言語化しにくい側面、形式知は文書や図表などで共有しやすい側面として捉え、知識の表現方法と共有範囲の変化を整理します。特定の組合せを先に決めず、各用語の役割を照らし合わせて考えましょう。

確認ポイント

  • 知識が個人の経験に依存しているか、記号や文書で表現されているかを区別する
  • 知識の変化が、表現・共有・再構成のどの観点に関わるかを確認する
  • 各選択肢の説明で、知識の状態と変換の説明が同じ観点で対応しているかを確かめる
正解と解説を見る

正解

エ

解説

SECIモデルは、暗黙知と形式知の変換を四つの段階で表す循環モデルです。図では、共同化、表出化、連結化に続く段階が空欄になっています。

理由

SECIモデルは、共同化(Socialization)、表出化(Externalization)、連結化(Combination)、内面化(Internalization)の四段階で知識創造の循環を表します。公式図でも、空欄は連結化の後から共同化へ戻る位置に置かれています。

比較

空欄には、連結化によって整理・統合された形式知が、個人の経験や実践を通じて再び暗黙知として身に付く段階が入ります。ほかの選択肢は、SECIモデルの四段階として示される知識変換の用語ではありません。

選択肢ア

これは不正解だよ。国際化(Internationalization)は、SECIモデルの知識変換を表す四段階の名称ではありません。公式図に示される共同化、表出化、連結化と循環を構成する用語として位置付けられていないため、空欄には入りません。

選択肢イ

これは不正解だよ。情報化(Informatization)は、情報社会や情報活用に関係する一般的な表現ですが、SECIモデルの四つの知識変換段階には含まれません。図の循環を構成する段階名としても整合しません。

選択肢ウ

これは不正解だよ。初期化(Initialization)は、コンピュータなどの状態を初期設定する意味で使われる語です。SECIモデルでは、知識を暗黙知と形式知の間で変換する段階を示すため、この位置の用語としては不適切です。

選択肢エ(正解)

これは正解だよ。内面化(Internalization)は、連結化された形式知を学習や実践によって個人の暗黙知として取り込む段階です。SECIモデルでは共同化、表出化、連結化、内面化が循環し、公式図の空欄は連結化の後に続く内面化に当たります。

学習のポイント

SECIモデルの四つの知識変換を、知識の形態変化と順序で整理する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成23年度特別 システム監査技術者試験 午前Ⅱ 問25(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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