STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
令和3年度春期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問24
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アCHAP
- イLDAP
- ウOCSP
- エSNMP
解き方のヒントを見る
失効確認を整理するための視点
失効確認の方式を比べるときは、状態を示す情報の出所、確認する時点、応答を信頼できる根拠を分けて考え、個別の仕組みの名称や細かな手順だけで判断しないことが大切です。
この問題で問われていること
一つの観点として、証明書の状態を確認した結果が、どの対象について、いつの情報として、どの根拠で信頼できるのかを問題文の条件から整理し、役割の混同がないかを確認してください。
視点
方式を覚える前に、確認対象、状態情報の出所、確認時点、応答を信頼するための根拠を分けて整理します。そのうえで、問題文が示す前提と、一般的な運用上の考え方を混同しないように読み進めます。
確認ポイント
- 状態情報の提供元と、確認対象を結び付ける条件が整理されているか確認する。
- 確認する時点と、参照する情報がいつの状態を表すかを区別して読む。
- 応答を信頼する根拠と、通信できない場合などの前提を分けて捉える。
正解と解説を見る
正解
ウ
解説
ディジタル証明書の失効状態をオンラインで照会する用途には、証明書の状態確認に特化した仕組みを用いる。選択肢ではOCSPが該当する。
理由
OCSP(Online Certificate Status Protocol)は、認証局などの応答者に証明書の情報を照会し、失効しているか、失効していないか、状態不明かを確認するためのプロトコルです。したがって正答はウです。
比較
CHAPは接続相手を認証するためのチャレンジレスポンス方式、LDAPはディレクトリサービスへのアクセス、SNMPはネットワーク機器などの状態監視や管理に用いる。いずれも証明書の失効状態をオンライン照会する専用プロトコルではありません。
選択肢ア
これは不正解だよ。CHAPはPPPなどで利用されるチャレンジレスポンス方式の認証プロトコルであり、接続相手の認証に用いる。ディジタル証明書が失効しているかどうかをオンラインで照会する目的のプロトコルではないため、この設問には該当しない。
選択肢イ
これは不正解だよ。LDAPは、利用者情報や組織情報などを格納したディレクトリサービスに対して、検索や参照を行うためのプロトコルである。証明書の失効状態をオンラインで確認する専用の仕組みではないため、設問の答えにはならない。
選択肢ウ(正解)
これは正解だよ。OCSP(Online Certificate Status Protocol)は、証明書の識別情報を使ってステータス応答者へオンライン照会し、証明書が失効しているかどうかを確認するためのプロトコルである。設問の目的に直接一致する。
選択肢エ
これは不正解だよ。SNMPは、ネットワーク機器やサーバの稼働状態、性能情報などを収集・監視するための管理プロトコルである。ディジタル証明書の失効状態をオンライン照会する用途に特化したプロトコルではない。
学習のポイント
証明書失効確認と、認証・ディレクトリ・監視プロトコルの役割を区別する。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和3年度春期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問24(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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