STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
令和元年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問23
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アISO 14001
- イRoHS指令
- ウWEEE指令
- エグリーン購入法
解き方のヒントを見る
制度を整理する一つの視点
制度を検討するときは、まず何を整えるための仕組みなのかという目的を確認し、その目的と対象の関係が説明に沿っているかを照合します。名称や結論の暗記だけに頼らず、目的から対象へ考える順序を意識してください。
この問題で問われていること
この問題では、制度の目的と対象の結び付きだけに注目してください。対象が目的を実現するために設定されたものとして自然に読めるか、範囲を広げたり狭めたりする根拠が示されているかを確認し、関係性の整合を優先して考えます。
視点
目的と対象を別々に覚えるのではなく、両者がどのような理由で結び付いているかを整理しましょう。説明中の根拠と対象の範囲を対応させ、関係性に無理がないかを確認します。
確認ポイント
- 制度が目指す状態と対象の対応を確認する
- 対象として扱われる範囲が目的と矛盾しないか確認する
- 文中の根拠と自分の整理が対応しているか確認する
正解と解説を見る
正解
イ
解説
基準値を超える鉛や水銀などの有害物質を電気・電子機器に使用することを制限するEUの制度は、RoHS指令です。
理由
RoHS指令は、電気・電子機器に含まれる鉛、水銀、カドミウムなどの特定有害物質について、使用制限を定めた欧州連合の指令です。設問の対象と目的に一致します。
比較
ISO 14001は環境マネジメントシステム、WEEE指令は電気・電子機器の廃棄物処理や回収、グリーン購入法は環境配慮製品の購入促進に関する制度であり、設問の物質使用制限とは目的が異なります。
選択肢ア
これは不正解だよ。ISO 14001は、組織が環境方針や環境目標を定め、環境負荷を継続的に改善するための環境マネジメントシステムに関する国際規格です。電気・電子機器に含まれる鉛や水銀などの使用量を直接制限する制度ではありません。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。RoHS指令は、欧州連合が電気・電子機器に含まれる鉛、水銀、カドミウムなどの特定有害物質について、基準値を超える使用を制限するために制定・施行している指令です。設問の対象と目的に一致します。
選択肢ウ
これは不正解だよ。WEEE指令は、廃電気・電子機器について、回収、再使用、リサイクルなどを促進するための制度です。製品に含まれる鉛や水銀などの有害物質の使用を基準値以下に制限する制度とは、規制の対象と目的が異なります。
選択肢エ
これは不正解だよ。グリーン購入法は、国や地方公共団体などが環境負荷の小さい製品やサービスを選んで購入することを促進する日本の法律です。欧州連合が電気・電子機器中の有害物質使用を制限する制度ではありません。
学習のポイント
環境関連制度は、製品中の物質規制、廃棄物処理、環境マネジメントなどの目的を区別して覚えます。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和元年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問23(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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