STITストラテジスト試験 午前Ⅱ

令和元年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問18

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

ECサイトが実施した3種類のバナー広告A~Cについて,広告費用,バナー広告クリック数,各バナー広告からサイトにアクセスして商品を購入した人数は表のとおりである。コンバージョン率,顧客獲得単価(商品購入者数1人当たりの広告費用)の説明として正しいものはどれか。
バナー広告A~Cの広告費用,クリック数(サイトアクセス数),商品購入者数を比較する表。
バナー広告A~Cの広告費用,クリック数(サイトアクセス数),商品購入者数を比較する表。

選択肢

  1. ア
    バナー広告A~Cのコンバージョン率は同一であるが,顧客獲得単価はバナー広告Aが最も安い。
  2. イ
    バナー広告Aは,三つのバナー広告の中で,コンバージョン率が最も低く,顧客獲得単価は最も安い。
  3. ウ
    バナー広告Bとバナー広告Cのコンバージョン率は同一であり,バナー広告Aとバナー広告Cの顧客獲得単価は同一である。
  4. エ
    バナー広告Cは,三つのバナー広告の中で,顧客獲得単価が最も高く,コンバージョン率は最も低い。
解き方のヒントを見る

広告指標を整理する視点

デジタル広告の効果を考えるときは、指標の名称だけで判断せず、広告活動のどの段階や目的を表す情報なのかを切り分け、測定対象と解釈の範囲を確認しましょう。

この問題で問われていること

指標を単独で評価するのではなく、その数値が示す対象と、比較・評価する場面との対応関係に注目し、意味の取り違えがないかを確認してください。

視点

各指標について、何を測る情報なのか、どの段階の反応を扱うのか、評価したい目的と対応しているかという観点で整理します。

確認ポイント

  • 指標が測定しようとしている対象を確認する
  • 評価する目的や場面との対応関係を見る
  • 数値の意味を単独で広げて解釈しない
正解と解説を見る

正解

イ

解説

コンバージョン率は商品購入者数をクリック数で割った値であり、顧客獲得単価は広告費用を商品購入者数で割った値です。表の数値を計算すると、Aはコンバージョン率が最も低く、顧客獲得単価が最も安い。

理由

コンバージョン率は、Aが6人÷300回=2%、Bが25人÷500回=5%、Cが30人÷600回=5%となる。顧客獲得単価は、Aが150、000円÷6人=25、000円/人、Bが750、000円÷25人=30、000円/人、Cが1、000、000円÷30人=約33、333円/人です。

比較

したがって、Aは三つの中でコンバージョン率が最も低い一方、顧客獲得単価は最も安い。BとCはコンバージョン率が同じだが、顧客獲得単価は異なるため、各選択肢の二つの主張を個別に確認する必要がある。

選択肢ア

これは不正解だよ。コンバージョン率はAが6人÷300回=2%、Bが25人÷500回=5%、Cが30人÷600回=5%で同一ではない。一方、顧客獲得単価はAが25,000円/人で最も安いが、前半の条件が誤っている。

選択肢イ(正解)

これは正解だよ。Aのコンバージョン率は6人÷300回=2%で、BとCの5%より低い。また、顧客獲得単価は150,000円÷6人=25,000円/人であり、Bの30,000円/人、Cの約33,333円/人より安い。

選択肢ウ

これは不正解だよ。Bの25人÷500回=5%、Cの30人÷600回=5%なので、前半のコンバージョン率は同一である。しかし顧客獲得単価はAが25,000円/人、Cが約33,333円/人で異なり、後半が成立しない。

選択肢エ

これは不正解だよ。Cの顧客獲得単価は1,000,000円÷30人=約33,333円/人で最も高い。しかしCのコンバージョン率は30人÷600回=5%であり、最も低いのは6人÷300回=2%のAなので、後半が誤っている。

学習のポイント

割合と一人当たり費用を別々の式で計算し、大小関係を比較する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和元年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問18(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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