STITストラテジスト試験 午前Ⅱ

令和元年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問3

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

SCOR(Supply Chain Operations Reference model)で定義しているSCMに関する実行プロセスのうち,自社にとってのSourceに当たるものはどれか。

選択肢

  1. ア
    資材などの購入
  2. イ
    受注と納入
  3. ウ
    納入後に発生する作業
  4. エ
    プロダクトの生産,サービスの実施
解き方のヒントを見る

SCM実行プロセスを考える視点

SCM実行プロセスの役割を整理するときは、個々の名称や分類を暗記するより、入力・処理・連携・結果という流れの中で、各要素が何を担うかを順に確かめ、前後との関係も見ます。

この問題で問われていること

一つの観点として、各プロセスが全体のどの段階に関わり、前後の活動や情報とどうつながるかに注目してください。名称の印象だけで判断せず、役割の境界とつながりを確認します。

視点

プロセスを見比べる際は、目的、受け取る情報、実施する働き、次に引き渡す結果の関係を整理します。分類名そのものではなく、全体の流れの中での位置づけを捉えることが重要です。

確認ポイント

  • その要素が担う目的を確認する
  • 前後の活動や情報とのつながりを見る
  • 名称ではなく役割の境界に注目する
正解と解説を見る

正解

ア

解説

SCORでは、Sourceは供給者から必要な資材や商品を調達する実行プロセスを指します。したがって、自社にとってのSourceは資材などの購入です。

理由

SCORのSourceは、自社が製品やサービスを提供するために必要な資材、部品、商品などを供給者から調達する活動です。よって、資材などの購入が自社にとってのSourceに該当します。

比較

受注と納入は顧客への提供に関わるDeliver、プロダクトの生産やサービスの実施はMakeに相当します。納入後に発生する作業は、通常の調達段階であるSourceとは異なる位置付けです。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。SCORにおけるSourceは、自社が製品やサービスを提供するために必要な資材、部品、商品などを供給者から調達する実行プロセスを表す。したがって、資材などの購入はSourceの内容と一致する。

選択肢イ

これは不正解だよ。受注と納入は、顧客からの注文を受け、完成した製品やサービスを顧客へ届ける活動である。これは供給者から自社へ調達するSourceではなく、顧客への提供に関わるDeliverの段階に該当する。

選択肢ウ

これは不正解だよ。納入後に発生する作業は、製品やサービスを顧客へ届けた後の対応を示している。供給者から資材などを購入するSourceの段階とは時点も役割も異なり、調達活動そのものを表していない。

選択肢エ

これは不正解だよ。プロダクトの生産やサービスの実施は、調達した資材などを用いて自社が製品を作ったりサービスを提供したりする活動である。SCORではMakeに当たり、供給者から購入するSourceとは区別される。

学習のポイント

SCORのSource、Make、Deliverの役割を、供給連鎖の段階で区別する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)令和元年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問3(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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