STITストラテジスト試験 午前Ⅱ

平成28年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問2

問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。

問題

SCOR(Supply Chain Operations Reference model)で定義しているSCMに関する実行プロセスのうち,自社にとってのSourceに当たるものはどれか。

選択肢

  1. ア
    資材などの購入
  2. イ
    受注と納入
  3. ウ
    納入後に発生する作業
  4. エ
    プロダクトの生産,サービスの実施
解き方のヒントを見る

SCM実行プロセスの見分け方

各選択肢を読むときは、活動の名称や順序だけで判断せず、誰が何を対象に、どの段階で、どの責任を担う説明なのかを対応づけて考える。その境界をそろえて比較することが重要です。

この問題で問われていること

今回の確認点は、個々の活動を単独で覚えることではなく、プロセスの役割を、対象となる業務範囲と責任の置かれ方の組合せとして読み取れるかに絞る。表現の似ている箇所ほど、主語と範囲に注目する。

視点

役割を区別するときは、各記述について「対象は何か」「働きかける相手は誰か」「責任が及ぶ範囲はどこまでか」を同じ基準で整理し、用語の印象や並び順に引きずられないようにします。

確認ポイント

  • 記述ごとに対象となる範囲をそろえて確認する
  • 行為の主体と責任の向きを読み分ける
  • 似た表現は段階と境界の違いに注目して比較する
正解と解説を見る

正解

ア

解説

SCORのSourceは、自社が製品やサービスを提供するために必要な資材・部品などを、供給者から調達する実行プロセスです。したがって、資材などの購入が該当します。

理由

Sourceは、供給者から原材料、部品、商品などを調達する工程を表します。自社の活動に必要な資材を購入することは、供給網の上流から自社へ物品を受け入れるプロセスなので、Sourceに当たります。

比較

受注と納入は顧客への提供に関わるDeliver、プロダクトの生産やサービスの実施はMake、納入後に発生する作業は納入後対応や返品などに関係します。これらはSourceとは役割が異なります。

選択肢ア(正解)

これは正解だよ。Sourceは、自社が製品やサービスを提供するために必要な資材・部品などを、供給者から調達するプロセスを指す。資材などの購入は、外部から自社へ必要な物品を受け入れる活動なので、Sourceに該当する。

選択肢イ

これは不正解だよ。受注と納入は、顧客から注文を受け、製品やサービスを顧客へ届ける側の活動である。これは自社が供給者から資材を調達するSourceではなく、顧客への提供に関わるDeliverの役割に当たる。

選択肢ウ

これは不正解だよ。納入後に発生する作業は、製品やサービスを顧客へ届けた後の対応に関する活動である。供給者から資材を調達するSourceの工程ではなく、納入後の支援や返品などに関係する別の役割である。

選択肢エ

これは不正解だよ。プロダクトの生産やサービスの実施は、自社が資材を使って製品を作ったり、サービスを提供したりする活動である。これはSourceの調達ではなく、SCORでいうMakeに相当する工程である。

学習のポイント

SCORの基本プロセスを、自社から見た供給網の役割として整理する。

出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成28年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問2(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)

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