STITストラテジスト試験 午前Ⅱ
平成23年度秋期 ITストラテジスト 午前Ⅱ 問17
問題文と選択肢を読んで答えを考えてから、下の「正解と解説を見る」で確認しましょう。
問題
選択肢
- アQFD
- イTRIZ
- ウシックスシグマ
- エ親和図法
解き方のヒントを見る
技法の背景を一つの軸で整理
問題解決技法を考えるときは、名称や印象だけで判断せず、どのような課題意識から生まれ、何を整理しやすくするために用いられるのかという成立背景に丁寧に注目しましょう。
この問題で問われていること
確認する観点は、技法が生まれた背景と目指す整理の方向が、説明全体で矛盾なく対応しているかです。細かな手順や用語の暗記より、目的とのつながりを慎重に読み取ります。
視点
問題解決技法の説明を読む際は、成立した背景、想定する課題、整理を助ける目的の関係を一つの流れとして捉えます。個別の表現に引きずられず、説明の前提と狙いが結び付いているかを確認しましょう。
確認ポイント
- 生まれた背景と扱おうとする課題の関係を確認する
- 技法を使う目的が説明の中心と整合しているかを見る
- 手順の細部ではなく前提と狙いの対応に注目する
正解と解説を見る
正解
イ
解説
特許を分析して得られた発明上の問題解決パターンを体系化し、問題に含まれる矛盾を創造的に解決する方法論はTRIZです。
理由
TRIZは、特許の分析から発明に共通する問題解決の原理を抽出し、技術的な矛盾を解消するための体系的な思考法として整理されたものです。設問の「特許」「矛盾」「創造的・発明的解決」という説明と一致する。
比較
QFDは顧客要求を品質特性へ展開する手法、シックスシグマは品質のばらつきや欠陥を低減する改善手法、親和図法は情報や意見を親和性で整理する手法です。いずれも設問の成立背景と主目的には該当しない。
選択肢ア
これは不正解だよ。QFDは顧客の要求やニーズを整理し、それを品質特性や設計仕様へ展開するための手法である。特許分析を基礎として、技術的な矛盾を創造的に解決する発明思考法という設問の説明とは、目的も成立背景も異なる。
選択肢イ(正解)
これは正解だよ。TRIZは多数の特許を分析して発明上の問題解決パターンを抽出し、技術的な矛盾を解消するための原理や手順として体系化した方法論である。特許分析、創造的な問題解決、弁証法的思考という設問の要件に一致する。
選択肢ウ
これは不正解だよ。シックスシグマは、統計的な分析を用いて業務や製品のばらつき、欠陥、原因を減らし、品質を継続的に改善する管理手法である。特許から発明原理を導き、矛盾を解決する思考法という設問の内容とは異なる。
選択肢エ
これは不正解だよ。親和図法は、集めた意見や事実などの情報を内容の近さや関連性に基づいてグループ化し、問題の構造を把握する手法である。特許分析を起点に発明上の矛盾を解決する方法論ではないため、設問の説明には該当しない。
学習のポイント
各手法の目的と成立背景を比較し、用語の定義と設問の説明を対応させる力を身につける。
出典:独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)平成23年度秋期 ITストラテジスト試験 午前Ⅱ 問17(公式資料:問題冊子(PDF) / 解答例)
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